新潟アール・ブリュット展「ものと語り」が目指す共生社会の実現

新潟アール・ブリュット展「ものと語り」の開催について

新潟県柏崎市にて、2025年11月28日（金）から12月7日（日）まで、「新潟アール・ブリュット展-ものと語り-」が開催されます。本展は、社会福祉法人ロングランが主催し、障がい者の芸術文化活動を支援するさまざまな団体と協力して行われるもので、初めて柏崎市で開催される重要なイベントです。

アール・ブリュット展の意義

アール・ブリュットとは、自らの内面的な表現をもとに制作されたアートであり、特に障がいのある方々の視点を尊重し、彼らの創造性を最大限に引き出すことを目的としています。今回の展覧会では、県内外から約20名の作家が参加し、300点以上の作品が展示される予定です。このイベントを通じて、多様な価値観に触れ、人とのつながりを感じられる貴重な機会が提供されます。

展示会の会場となるのは「ソフィアセンター」2階ギャラリー。入場は無料で、地域の皆さんに広く開かれたイベントとなっています。また、作品に関連する語りも展示され、各作品の背景や作家の思いを知ることで、より深い理解が得られるよう工夫されています。

クラウドファンディングでの支援募集

本展をより充実したものとするため、クラウドファンディングも実施されます。プロジェクトページはCAMPFIREで、期間は2025年10月1日（水）から10月31日（金）までです。集まった資金は、展示会場の設営や広報、作品の輸送、さらには報告書の制作費用として活用されます。地域の人々の力を借りることで、誰もが参加できるアートプロジェクトを目指しています。

スポンサーシップや協賛について

新潟アール・ブリュット展は、特別協賛として株式会社ブルボンが名を連ねており、そのほかにも多くの地元企業や団体の支援を受けています。これらの協力があってこそ、このような大規模な展示会が実現可能となっています。出展作家には、柏崎市にゆかりのある方々も多く、地域の文化の発展に寄与するかたちとなっています。