Avere FXTの発売
2014-09-25 11:00:07
企業向けハイブリッドクラウドNAS「Avere FXT」が登場!テクマトリックスが日本代理店契約を締結
テクマトリックス株式会社は2014年9月5日より、Avere Systems社製のハイブリッドクラウドNAS「Avere FXT」を取り扱い開始しました。この製品は、企業の非構造化データの管理を効率化するために設計されており、特に増大するデータ量に対応するための強力なソリューションを提供します。
近年、企業はデータの増加に伴い、より多くのデータストレージソリューションを導入しています。いわゆるNAS(ネットワーク接続ストレージ)は、そのひとつであり、オンプレミス環境での導入が盛んですが、同時にAmazon S3といったクラウドストレージへの需要も高まっています。その結果、異なるストレージシステムの統合が求められています。
Avere FXTは、このニーズに応えるために開発された製品であり、クラウドストレージとオンプレミスのNASを仮想的に統合します。クライアント側からは、これらのストレージを単一のボリュームとして扱うことができ、特別な設定なしにデータのアクセスが可能です。このようにして、企業はデータ管理の効率を高められます。
Avere FXTの特長は、特にその優れたパフォーマンスと機能にあります。一つ目は「FlashCloud」というゲートウェイ機能です。これにより、ユーザーはREST APIの変更なしに、クラウドストレージを利用できます。二つ目は、グローバルネームスペースによるストレージ統合であり、複数のストレージを一元管理することが可能です。また、DRAMやSSDにデータをキャッシュすることで、ストレージ高速化が実現され、既存のストレージのパフォーマンスを向上させます。
さらに「FlashMove」と「FlashMirror」というデータ管理機能も特筆すべき点です。FlashMoveは既存のストレージにデータを移行する際に役立ち、FlashMirrorはバックアップやディザスタリカバリーのためのデータレプリケーションをサポートします。このように、Avere FXTはストレージシステムの利用効率を高め、企業のデータ管理を支援します。
テクマトリックスは、Avere Systems社との代理店契約を国内で初めて締結し、今後3年間で20億円の売上を目指すとしています。Avere FXTの販売だけでなく、導入コンサルティングや保守サービスも提供し、顧客のストレージ管理の課題解決に努めていく方針です。
Avere Systems社は、2008年に設立され、エンタープライズ向けのハイブリッドクラウドNASのマーケットリーダーとして北米やヨーロッパで多くの実績を持っています。特にメディア&エンターテインメント業界やライフサイエンス業界での導入が進んでおり、その性能は高く評価されています。今後、日本市場でも同社の製品が活躍することが期待されています。テクマトリックスが提供するAvere FXTの詳細については、同社のウェブサイトをご参照ください。
会社情報
- 会社名
-
テクマトリックス株式会社
- 住所
- 東京都港区港南1丁目2番70号品川シーズンテラス24階
- 電話番号
-
03-4405-7800