日本通運浜松物流センターに太陽光発電設備が設置完了
日本通運株式会社の浜松物流センター(静岡県浜松市)に、オムロン フィールドエンジニアリング株式会社(以下、OFE)による太陽光発電設備の設置が完了しました。これにより、同センターは2024年9月20日から新たなエネルギー源を活用します。この取り組みは、NXグループとOFEの協業プロジェクトの一環であり、気候変動対応の一歩として期待されています。
環境への配慮とコスト効率の実現
NXグループは、2030年までに2013年比で自社排出量を50%削減するビジョンを掲げています。また、2023年5月には、Science Based Targets initiative(SBTi)の認定取得に向けたコミットメントレターを提出しました。これにより、2050年までのカーボンニュートラル社会の実現への貢献を目指します。
浜松物流センターへの太陽光発電設備の導入は、特に脱炭素化が求められる現代社会において、大きな意味を持ちます。
DX化と自動化によるスマート倉庫
OFEは、日本通運との協業により、次世代倉庫に向けた取り組みを進めています。本発電設備は、施設内で使用される自動化機器や省人化設備の電力供給源として活用される予定です。また、この統合により、CO2排出量の削減だけでなく、電力コストの削減や、太陽光パネルによる遮熱効果で庫内温度の上昇を抑える効果も期待されています。
設置と運用の面では、OFEが太陽光発電設備の設計・施工を行い、NX・TCリース&ファイナンス株式会社が日本通運とのPPA契約に基づいて、設備の保有と運用管理を担当します。
社会課題に応えるエネルギーソリューション
近年、脱炭素化の要求や電気代の上昇、少子高齢化による人手不足が社会的な問題となっています。このため、OFEは最適なエネルギーソリューションと省人化に向けたデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進し、持続可能でレジリエントな社会の実現に貢献しています。
PPA契約は、第三者モデルとして知られ、発電事業者が設置した設備から供給される電力を、施設の使用者が買う仕組みです。これにより、設備の所有を第三者に託し、再生可能エネルギーを活用できます。
オムロンフィールドエンジニアリングのこだわり
OFEは、金融、交通、製造、流通、ICTネットワークなどの多岐にわたる分野で、人々が安心して過ごせる社会の構築に寄与する企業です。全国に配置されたサービス拠点を活用し、現場の要望に応える「温もりのあるサービス」を提供しています。これからも、持続可能な社会に貢献するための取り組みを続けていきます。