イマーシブな体験が生まれる瞬間
2025年4月25日、大阪の「イマーシブ・フォート東京」にて、待望のイマーシブシアター『真夜中の晩餐会~Secret of Gilbert's Castle』が開幕します。この作品は、ただの観客ではなく、物語の一部として参加する新感覚のエンターテイメントを体現しています。特に、19世紀のフランスの貴族の世界に、身をもって浸れることが、この体験の特徴です。
物語への招待
体験は、ゲストに届けられる招待状から始まります。各ゲストには専用の役名と、ストーリー中でのキャラクターとの関係性が記されていて、演者から名前で呼ばれることで、親密さが増します。たった50名の限定で、観客はただ見守るのではなく、貴族の一員として晩餐会の中心に立つのです。この参加型エンターテイメントは、心に残る強い感情移入を与えてくれるでしょう。
贅沢なディナーと没入体験
中盤には、劇中で演出されたコース・ディナーが登場。食事を通じても物語を感じられる、五感をフルに使った体験が待っています。その豪華さはまさに、想像を超える贅沢です。この晩餐会ではシャンデリアの光が煌き、揺れる燭台が幻想的な雰囲気を演出し、まるで本物の貴族の晩餐会にいるかのような感覚をもたらします。
物語の深い層
物語には、令嬢ソフィとその婚約者リューク、想い人との葛藤を抱える美少年ルイが織りなす複雑な人間関係が描かれています。このように、個々のキャラクターが持つバックストーリーが緻密に構築されており、観客は多層的な視点から物語に没入することができます。
演出を手がける興山友恵
本作のクリエイティブ・ディレクターである興山友恵氏は、エンターテイメント業界での豊富な経験を生かし、作品に命を吹き込んでいます。彼女は観客がそれぞれの視点で物語を捉えられるように設計し、感情を揺さぶる瞬間を提供します。興山氏のアプローチは、観客に対して「唯一の正解を提示せず、それぞれの解釈を楽しむ余白を残す」ものです。
即興性のある演技
このイマーシブシアターでは、登場人物との即興的なやりとりが生じることで、単なる舞台ではなく生きたドラマが生み出されます。観客の予測を裏切る展開が魅力であり、彼らとのインタラクションが、観劇の新たな価値をもたらします。
体験のまとめ
『真夜中の晩餐会』は、ただの劇場体験ではなく、心に残る特別な時間を提供します。参加者全員が独自の物語を持ち寄り、最終的には全員がひとつの瞬間に集束する奇跡が起こります。この一体感が、観客を次の訪問へと誘うのです。
興山友恵の言葉を借りれば、「予定外すら美しく織り込まれた空間」へと皆様をご招待します。新たな演劇の地平を切り開く『真夜中の晩餐会』、ぜひその目と耳で体験してください。
概要
- - キャラクター数: 25人
- - 体験可能人数: 50人
- - 体験時間: 120分
- - 料金: 24,800円(税込)
- - クリエイティブ・ディレクター: 興山友恵