箱根の新しいホテル、ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館が受賞
神奈川県足柄下郡箱根町に位置する「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲」の新たな棟、綾館が「iFデザインアワード2025」に選ばれたことが発表されました。このアワードは、1953年から続く世界的なデザイン賞であり、優れたデザインの作品が評価されています。今回、綾館はインテリアアーキテクチャ部門とホスピタリティインテリア部門の2つで受賞を果たしました。
このホテルは、建設時に出た廃材を有効活用し、地域に根差したデザインが特徴です。インテリアデザイナーの座間望氏の設計によって、地域の植栽や伐採された樹木、箱根の火山から採取された石材を再利用したインテリアが実現しました。これにより、酒店の空間は土地の記憶が息づく生きたデザインとして生まれ変わっています。特に、影を意識した照明設計と、内外が一体化する工夫がなされており、訪れるゲストに安らぎを提供します。
また、綾館は訪日外国人観光客の受け入れ強化の一環として、2024年に38室の本館に22室を新設し、客室数を拡大しました。これにより、施設の約3〜4割が訪日外国人の宿泊者となっており、国内外のお客様から選ばれるホテルを目指しています。森トラストは、地方のホテル開発を促進し、観光立国日本の発展を支える取り組みを進めています。
綾館の魅力
「ラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館」は、箱根の自然を感じながら、全室に温泉露天風呂を完備しており、旅行者に癒しの空間を提供しています。客室からは、四季折々の美しい景色を一望でき、贅沢な時間を過ごすことができます。また、愛犬と一緒に宿泊できるドッグフレンドリールームも用意されており、ペットと共に特別な思い出を作ることも可能です。
今後の展望
森トラストは、箱根の魅力を生かしつつ、多様な施設を展開しています。同社は、奈良公園最西端に位置する「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」や、歴史ある「万平ホテル」、長崎市の「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」など、独自の建築を活かしたホテルの開発を進めています。訪れたお客様に「一度は行ってみたい」「また行きたい」と感じさせるホテルを目指し、日本の観光産業の発展に寄与することを目指しています。
デザインと地元への配慮
座間望氏は、「廃棄された樹木や石材をインテリアに再利用することができたことを光栄に思います。訪れてくれるゲストにとって、癒しの場所であり愛される施設であることを願っています」と述べています。
「iFデザインアワード」は、ドイツ・ハノーバーを拠点とする国際的なデザイン振興団体によって運営され、世界中の優れた工業デザインを評価しています。綾館の受賞は、森トラストによる地域密着型のホテル開発が国際的にも認められたことを示しています。
これからもラフォーレ箱根強羅 湯の棲 綾館は地域の文化や自然と調和した運営を続けていくことでしょう。豊かな自然が広がる箱根で、心地よいひとときを過ごしてみませんか?