さわらびグループ、福祉村に太陽光発電所を開設
「みんなの力で みんなの幸せを」を理念に掲げる「さわらびグループ」は、福祉村において新たに太陽光発電所を設置しました。この取り組みは、再生可能エネルギーの活用を通じて、安定的な電力供給と環境保護を実現するためのものです。
さわらびグループは、1978年の福祉村創設以来、医療、福祉、介護の各サービスを充実させ、基本理念の実現を目指してきました。また、気候変動への取り組みを早くから進めており、1990年には福祉村病院に高効率ジェネレーターを導入し、自家発電を実施してきました。
今日、再生可能エネルギーの導入は重要な課題として位置づけられており、福祉村に設置された太陽光発電設備は、病院全体の電力消費量の約15%を賄うことが期待されています。このプロジェクトは、火力発電による化石燃料の使用削減や、CO₂排出量の抑制に寄与するもので、特に医療・福祉・介護施設における再生可能エネルギーの導入は重要な意義を持っています。
実際、全国的に医療機関での再生可能エネルギー導入はまだ1割未満とされており、さわらびグループの取り組みは先進的な事例と言えるでしょう。加えて、設置された太陽光発電所は災害時に自立的な電力供給を可能にするため、防災の観点からも重要な役割を果たします。
自家消費型太陽光発電所の概要
1.
発電容量 [DC]348.8kW / [AC]254.95kW
2.
年間発電量 406,560kW
3.
自家消費率 90.0%(発電量の活用率)
4.
消費電力割合 14.2%(全消費電力に対する割合)
5.
CO₂削減量 182.95t/年
6.
石炭削減量 345.57t/年
さわらびグループは、地域社会の安全と安心を守るだけでなく、地球規模の気候変動の課題にも真摯に向き合っています。いつ起こるかわからない災害に備えつつ、「みんなの力で みんなの幸せを」の実現に向けて、これからも前進を続けていく所存です。