千葉大学環境ISO学生委員会の快挙
千葉大学環境ISO学生委員会は、2026年2月2日から3日に開催された「第10回ASCN(アジア・サステイナブルキャンパス・ネットワーク)年次大会」で、学生活動の発表セッションにおいて「Silver-Level Award」を受賞しました。
ASCNとは
ASCNは、アジアにおける持続可能な環境配慮型社会の構築に寄与することを目的とする大学ネットワークであり、各国の大学が参加しています。日本国内においては、サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)が中心となり、アジア各国の大学と連携した取り組みが進められています。毎年、持ち回りで年次大会が開催されており、今回はタイのチュラロンコン大学が主催しました。
千葉大生の参加と発表内容
千葉大学から参加したのは、環境ISO学生委員会のメンバーである鈴木雄翔さん、靳佳欣さん、梶浦千尋さんの3名です。彼らは各国の取り組みや基調講演を傍聴し、学生活動の発表部門で10分間の英語プレゼンテーションを行いました。
発表のタイトルは「Building Sustainable Communities Through Student-Business Collaboration: Initiatives and Lessons from Chiba University」。この発表では、千葉大学が掲げる2040年までのRE100達成を目指し、20年以上にわたる学生主体の環境マネジメントシステムの経緯を紹介しました。特に印象的だったのは、学生委員会の活動や企業との連携プロジェクトが社会的に持つ影響や具体的な数値を示していた点です。
受賞の喜びと感謝の声
多くの国から12大学と13団体の学生が参加する中で、千葉大学がSilver-Level Awardを受賞したことは大きな成果といえます。鈴木雄翔さんは、「教室に座っているだけでは社会は変えられない」というメッセージを伝えることができたことが嬉しいと語ります。彼はまた、今回の経験が自信となり、今後も日本の取り組みを世界に発信していきたい決意を述べました。
靳佳欣さんは、海外での発表が貴重な経験だったとし、その中で世界の学生たちの熱意に感動したことを語りました。彼女は、千葉大学の環境活動が国際的に認められたことを嬉しく思うと共に、今後の活動をさらに発展させていく意欲を示しました。
梶浦千尋さんは、英語で自分たちの活動をしっかりと伝えられるか、という緊張感を持って臨んだことを振り返り、国を越えた仲間との一体感に触れ、もっと交流を深めたい気持ちを強くしたと語ります。彼女もまた、今回の成果を活かして活動をさらにブラシュアップしていく考えを示しました。
企業との連携による支援
今回のASCN年次大会への参加は、千葉大学と京葉銀行によるエコプロジェクトの一環として実施されました。京葉銀行からの支援により、学生たちはこの貴重な経験を得ることができました。
学生委員会の活動
千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得し、その運用を通じて地域社会への貢献を目指しています。学生委員会は2003年に設立され、地域や学校での環境教育や、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。近年ではSDGsの達成を目指す企業との連携プロジェクトも行い、持続可能な未来を築くための社会活動を続けています。
この受賞は、学生の取り組みや企業支援、地域のサポートが結実した成果であり、今後の活動にも期待が寄せられています。