持続可能な真鯛を楽しむ新店「鯛めし紅坂」立川にオープン

鯛めし紅坂、立川にオープン！

2025年10月17日、愛媛県西予市に本社を置く赤坂水産有限会社が、東京都立川市に新たな飲食店「鯛めし紅坂」を開店します。このお店は、持続可能な養殖業を払いのけることを目的とした新たな試み、そして今の食文化への挑戦の象徴のような存在です。お店の核となるのは、特別な方法で育てられた真鯛「白寿真鯛０」と、熟成技術「深層熟成」です。

現代の食文化が抱える課題

近年、食料品の価格高騰や漁村の衰退が進行しています。皆さんも日常的に食材の価格が上昇していることを実感していることでしょう。それは、漁村の担い手不足や老朽化した設備にも関連しており、未来が見えづらくなってきています。そんな現状に危機感を抱いた赤坂水産は、「良い魚を未来にも残したい」という熱い思いから、「白寿真鯛０」を開発しました。この真鯛は、全く魚粉を使用せずに育てられ、海の自然を守りながら持続可能な食文化を根付かせようという挑戦の一環です。

「白寿真鯛０」と「深層熟成」の革新技術

赤坂水産が展開する「白寿真鯛０」は、特別な飼料を使っており、魚粉を一切用いることなく成長します。これにより、健康的な魚を供給することが可能となります。また、魚の旨味を最大限に引き出すために用いられる「深層熟成」技術は、熟成データを解析することで生まれたもので、味のクオリティを向上させるだけでなく、保存性や流通効率の向上にも貢献しています。この二つの柱によって、手の届く価格で高品質な魚を提供できるようになりました。

鯛めし紅坂のこだわりメニュー

「鯛めし紅坂」のメニューは、その哲学を体現しています。主な料理は「紅坂の鯛めしで」、こちらは熟成された「白寿真鯛０」の刺身に国産米と純国産鶏の卵を使った特製の醤油をかけて味わいます。一杯目はお刺身、二杯目は鯛出汁を、三杯目には鯛味噌を添えて楽しむことができる革新的な料理もご用意。

他にも、シンプルに鯛めしを味わう「紅坂の鯛めし」や、子供向けの「お子様鯛めし」など、幅広い選択肢が魅力的です。いずれも、新鮮で安心な食材を使用しており、手軽に一流の味を楽しむことができます。

人との繋がりを大切に

赤坂水産の取締役であり生産者でもある赤坂竜太郎氏は、立川の店舗オープン時に自ら店頭に立つ予定です。「お客様に祝福を届ける」という意気込みのもと、魚を通じて地域コミュニティに新しい根を張っていくことを目指しています。また、寿司の名店「寿司和泉屋」の宇都宮大輔氏も加わり、お客様に特別な体験を提供します。