小川電機株式会社、川崎営業所のZEB Ready認証取得
大阪市に本社を構える小川電機株式会社が、神奈川県川崎市に新設される川崎営業所で、主体的に環境問題に取り組むための新たなステップを踏み出しました。2025年5月に開所予定のこの営業所は、ZEB Ready認証を取得し、最新の創エネ・省エネ技術を導入することで、なんと従来比で50%以上もエネルギーを削減することに成功しています。この取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた国の意向とも一致し、エネルギー効率の向上が求められる現代において、非常に重要な意義を持っています。
ZEB Ready認証とは?
ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、エネルギーの消費量を抑えつつ再生可能エネルギーを利用して、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロにすることを目指した建物のことを指します。ZEB Ready認証は、家庭やビルがそのZEB化に向けて導入する技術や設備によって、一定の基準を満たしたことを示すものです。これにより、建物のエネルギー効率を向上させながら、持続可能な社会の実現に向けた具体的な行動が求められています。
新しい営業所の特徴
川崎営業所では、複数の先進設備が導入されています。具体的には、高断熱材や高効率空調システム、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)対応のLED照明、V2H(Vehicle to Home)システムなどが挙げられます。これらの技術は、高いエネルギー効率を誇り、同時に利用者に快適な環境を提供します。
特に注目すべきは、DALIによる高度な照明制御機能です。このシステムにより、照明の明るさや色温度を状況に応じて細かく調整することができ、多様な演出を可能にします。また、全熱交換器が搭載されており、換気を行いつつも省エネを実現している点も見逃せません。
環境への取り組み
小川電機株式会社は、ただ単に設備を導入するだけでなく、普及に向けたデザインやコンサルティングサービスも手掛けています。経済産業省や環境省が認定した「ZEBプランナー」としての役割を持ち、ZEB認証取得を目指す企業への技術支援を行っているのです。
川崎営業所では、まずは自社がモデルケースとなり、ZEBを普及させるための活動を展開していく方針です。省エネルギー技術の導入や環境負荷の低減に関して、専門的な知識を提供するための相談窓口を設置。また、組織全体で技術的なアドバイスや計画立案に取り組んでいます。
持続可能な社会の実現に向けて
今回のZEB Ready認証の取得は、決して小川電機株式会社一社の努力だけではありません。日本全体でカーボンニュートラルを目指す中で、多くの企業が協力し合って環境問題の解決に向けた具体策を模索しています。小川電機は、この動きに参加し、未来の持続可能な社会の実現に向けて前進しています。また、これをボードで、さらなるエネルギー対策や生活スタイルの見直しが求められます。
今後も小川電機は、SB(スティーブ・ビジョン)として持続可能な世界を目指し、ZEBの普及はもちろん、セミナーや展示会などを通じて多様な活動を展開する予定です。ZEBプランナーとしての責任を全うし、エコで快適な社会の実現に向け、尽力していくことでしょう。