ダイナトレックが新バージョンのBIプラットフォームを発表
株式会社ダイナトレックは、2024年4月に新しい統合BIプラットフォーム「DYNATREK BI Platform Ver. 6」をリリースすることを発表しました。この新しいバージョンでは、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)が大幅に向上し、従来の機能も進化しています。
「DYNATREK BI Platform」とは
「DYNATREK BI Platform」は、現在日本国内で約30の金融機関に導入されているビジネスインテリジェンス(BI)ツールであり、地方自治体や電力会社とも広く利用されています。このプラットフォームは1999年以来、データの収集、統合、活用のワンストップソリューションとして、多くの企業や機関から高い評価を受けています。
近年の特に金融機関においては、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、データの統合活用が非常に注目されています。このニーズに応えるため、「DYNATREK BI Platform」はリアルタイムに複数のデータベースを統合可能な仮想データベース機能を備えています。
新バージョンの開発背景
金融機関や公共機関にとって、AIやデータ活用の人材育成、顧客とのコミュニケーションの改善はDXにおいて非常に重要な要素とされています。一方で、従来のオンプレミス環境からクラウドへの移行も進められており、その過程で数十年分の帳票資産をクラウドに移行する際には大きな労力が必要になるため、ダイナトレックはこの課題を解決するために新しいプラットフォームを開発しました。
新機能と強化されたポイント
「DYNATREK BI Platform Ver. 6」では、以下のような新機能および強化ポイントがあります。
1.
UI/UXの刷新: 直感的なデザインにより、ユーザーはより容易にデータ分析が行える環境が提供されます。複数の情報を1つの画面でスクロールしながら確認することが可能になりました。
2.
帳票の移行機能の強化: 旧来の帳票やデータ照会機能をスムーズに新バージョンへ移行するための機能が追加され、データベースから直接SQLでの照会を行うことができます。
3.
クラウドとのAPI連携機能の強化: 各種APIを通じてリアルタイムにデータを取得し、容易に集約することが可能になりました。これにより、様々な認証方式にも対応できます。
今後の展開とビジョン
今後、ダイナトレックは金融機関、地方自治体、電力会社などの大規模なエンタープライズにおいて、データの登録と照会の一元化を目指した機能開発を積極的に進めていく方針です。「DYNATREK BI Platform」は、長年の実績に裏打ちされた技術的背景を持ちながら、常に進化を続けることで、国のビジネス環境におけるデータ活用を推進します。
ダイナトレックの新しいプラットフォームは、デジタル時代におけるさらなる競争力の向上に寄与することが期待されます。その先進的な取り組みが、今後どのように広がっていくのか注目です。