福岡キャリナリーが九州初のフードロス削減BOXを導入
福岡市にある福岡ホテル・ウェディング&製菓調理専門学校、通称福岡キャリナリーがこのほど、フードロス削減Box「ZERO」を設置し、SDGs(持続可能な開発目標)への理解を深める取り組みを始めました。この試みは、学校法人滋慶学園グループの一環として行われています。
ZERO BOXとは
ZERO BOXは、株式会社ZEROが開発した無人販売機です。地球の貧困問題とフードロスを減らすことをビジョンに掲げ、賞味期限が迫ったり流通に難がある食品を安価で提供する仕組みを持っています。これにより、食品廃棄物を減少させ、持続可能な社会への一歩を踏み出すことが狙いです。このBOXは、全国各地のオフィスやコンビニ、商業施設に設置されており、利用者には割安で質の高い食品が提供されます。
福岡キャリナリーでの導入目的
福岡キャリナリーでは、優れたホスピタリティを学ぶことが強調されています。この学校は、ホテル業界や製菓・調理に関する広範なカリキュラムを持ち、実践的な教育を提供しています。今回のZERO BOXの導入を通じて、学生たちはフードロスに対する意識を高め、健康的な食生活を送ることが期待されています。
学校長の上川明氏は、「この取り組みを通じて、学生たちがフードロス問題に気付き、将来にわたって持続可能な解決方法を考える力を育んでほしい」と述べています。また、フードロスとホテル業界との密接な関係を再認識することで、学生たちには実践的なスキルだけでなく、環境への配慮も身につけてもらいたいという思いがあります。
期待される効果
今回のZERO BOX設置は、九州地域では初めての事例であり、専門学校における導入も新たな試みです。これにより、福岡キャリナリーの学生たちがフードロスやSDGsに触れ、未来のホスピタリティ業界に環境意識を持つ人材として成長することが期待されています。
ZERO BOXを通じて、福岡キャリナリーは食品廃棄物の見える化を進め、地域社会へも持続可能性の重要性を広めていく考えです。また、ZERO株式会社自体は現在、96台のBOXを全国に設置しており多くの企業と連携してフードロス問題解決の一助としています。
総じて
福岡キャリナリーに設置されたZERO BOXは、ただの販売機ではなく、学生たちの気付きや問題意識を育成するための重要なツールとなるでしょう。この取り組みが、他校への広がりを見せることで、より多くの学生たちがSDGsについて考え、未来の持続可能な社会に貢献することが期待されます。関心のある方は、下記のURLを参考にしてください。
福岡キャリナリー公式サイト
会社情報
ZERO株式会社