虎竹の誇り!創業130周年記念・よさこい地方車「虎竹号」の物語
創業130年目を迎えた竹素材メーカー、株式会社山岸竹材店が運営する「竹虎」が、光栄な記念日を祝って特別なプロジェクトを発表しました。その名も『虎竹号』。これは、土佐地方で花形となる『よさこい祭り』に参加するために特別に製作された地方車で、実はこの車両には地域資源としての竹文化に対する深い思いが込められています。
虎竹の里からの恵み
高知県須崎市安和地区に位置する「虎竹の里」では、特産の虎斑竹(とらふだけ)が成長しています。この虎斑竹を約500本使用して仕上げられた『虎竹号』は、須崎市唯一のよさこいチーム「すさき~真実(まっこと)~」の協力を得て、竹虎の熟練した職人たちが一丸となって製作されました。竹製品の精巧さ、しなやかさ、そして美しさが最大限に引き出されたこの車両は、まさに地域の誇りと言うべきです。
クラウドファンディングの成功
プロジェクトを支えるための資金調達として行われたクラウドファンディングでは、目標を大きく上回る104%にあたる1,358,000円の支援金を達成しました。これにより、地域の皆さんへの感謝の念と竹文化を未来に継承する意志が体現された作品が生まれました。
「暁」と装飾の意味
『虎竹号』に施された六ツ目編みの装飾は、魔除けや厄除けを意図した意味合いがあります。よさこいチーム「すさき~真実(まっこと)~」が掲げたテーマ「暁」に結びつけ、高知県や須崎市の発展を願う思いがこめられています。実際の祭りでは、その雄姿を披露することで、地域の人々の心を一つにする大きな力を持つ存在となりました。
地方車奨励賞の受賞
第71回よさこい祭りで『虎竹号』は、その存在感を持ってパレードの先導を行い、結局「地区競演場連合会 地方車奨励賞」を獲得しました。これは竹虎にとって130年の歴史に新たな光を加える重要な出来事であり、竹文化のさらなる発展を誓う契機ともなりました。
地域資源の保護と未来
創業以来、竹虎は地域固有の資源である虎竹の保存とその活用に尽力しています。これからも地域の人々と共に竹文化を育て、次の100年に向かって進んでいく所存です。たくさんのご支援とご愛顧がその背中を押してくれるのです。
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