特殊詐欺防止に向けた意識向上
今治市の警察署にて、特殊詐欺被害を未然に防ぐための特別な取り組みが行われました。最近、特殊詐欺の認知件数が増加していることを受け、
杉良太郎特別防犯対策監が今治警察署を訪問し、警察職員と共に効果的な防犯策を考える意見交換が行われました。この活動は、全国47都道府県警察と協力して行われている「ストップ・オレオレ詐欺47」の一環です。
特殊詐欺の現状
愛媛県内では2024年10月末までに、特殊詐欺の認知件数が100件に達する見込みとなっており、被害件数と被害額はすでに昨年の合計を上回っています。この深刻な状況に対し、杉対策監は「自分は大丈夫」と思っている人ほど被害に遭いやすいと言います。特殊詐欺は巧妙で、役割分担を行いながら組織的に進行する犯罪であることを強調しました。
防犯対策の提案
杉対策監は、具体的な防犯策として「
NTTが提供する防犯機能付き電話への切り替え」を推奨しました。この電話は、知らない番号からの着信や不審な国からの電話を自動的にブロックすることができ、特に高齢者の方々にとっては安心のツールとなるでしょう。
また、犯罪実行者を募集する「
闇バイト」についても注意を促しました。「闇バイトはただのアルバイトではなく、れっきとした犯罪です。簡単に稼げるという甘い誘惑には騙されないように」と呼びかけました。
地域との連携
杉対策監は、今後の活動において地域との連携を重視し、「一日も早く被害者ゼロを実現するためには、地域の防犯協会やコンビニ、金融機関と手を組むことが重要である」と強い意気込みを示しました。このような地域への働きかけは、予防活動の鍵となるでしょう。
お問い合わせ情報
国際電話の利用休止に関するお問い合わせは、国際電話不取扱受付センター(0120-210364)または下記のWEBサイトをご覧ください。
国際電話不取扱受付センター
今治警察署でのこの取り組みは、今後も続けられ、地域挙げての防犯活動がさらなる効果を生むことが期待されています。
開催概要
- - 催事名:今治警察署訪問
- - 実施日:2024年11月15日(金)
- - 実施会場:今治警察署
- - 出席者:警察庁特別防犯対策監 杉良太郎 氏