日本郵船が新たにキッザニア福岡に船舶トレーニングセンターを開設
2025年7月21日、日本郵船株式会社が福岡市の「キッザニア福岡」に「船舶トレーニングセンター」をオープンします。日本郵船は、KCJ GROUP株式会社と提携し、初めての船舶関連パビリオンを設けることになりました。この施設は、子供たちが航海士としての仕事を体験できる貴重な機会を提供します。オープン日を前に、7月16日にはオープニングセレモニーも予定されています。
船舶トレーニングセンターの魅力
「船舶トレーニングセンター」では、訪れる子供たちが大型のLNG(液化天然ガス)運搬船の操船トレーニングを受けることができます。この体験を通して、船舶の種類や役割、海上交通ルールについて学ぶことができ、実際に船の操縦をシミュレーションすることができます。
体験内容の詳細
参加者は3人1組になり、船舶シミュレーターを使用して船を操縦します。ここでは、舵やテレグラフ、レーダーなど、さまざまな航海機器の操作を体験しながら、役割分担を行い、協力して船を動かす楽しさを感じることができるのです。これにより、海上交通やコミュニケーションの基本的なルールも学ぶことができます。
また、体験を終えると、航海士ライセンスカードが手に入るため、子供たちにとっては大きな達成感を味わえることでしょう。
教育的価値と社会貢献
日本郵船とKCJ GROUPは、このパビリオンを通じて次世代のリーダーである子供たちが、航海士という職業の重要性や、船が社会の中で果たす役割について理解を深めることを期待しています。また、船舶の操縦を通じて協力し合うことの重要性を学ぶ機会にもなります。これは、特に社会が求める共同作業や協力の精神を育む上で重要な教育的要素と言えるでしょう。
日本郵船とKCJ GROUPの取り組み
日本郵船は1885年に設立され、国内外での海上輸送を通じて国際的な貢献を続けています。「Bringing Value to Life」という企業理念のもと、約900隻の船舶を世界中で運航し、環境問題にも取り組む姿勢を見せています。これらの努力は、未来の社会や企業においても持続可能な形で続いていくことが期待されています。
一方、KCJ GROUPは「キッザニア」シリーズを通じて、子供たちに職業体験を提供しています。学びながら楽しむことができるエデュテインメントの場を展開し、多くの子供たちが未来の可能性を広げる手助けをしています。
まとめ
2025年の夏、新たにオープンする「船舶トレーニングセンター」は、子供たちに海や船舶の仕事への興味を引き出し、楽しさや挑戦を提供する素晴らしい舞台となることでしょう。同施設の運営に関わる双方の企業の意義ある取り組みに、注目が集まっています。