大切な人を失った人に寄り添う「グリーフケア・リテラシー検定試験」がスタート
近年、社会では「グリーフケア」という言葉が注目されています。グリーフケアとは、大切な人を失った人が経験する悲しみや喪失感を乗り越えるためのサポートのことです。
この度、日本ホスピタリティ検定協会は、2024年11月18日より、グリーフケアに関する知識を習得し、ご遺族への適切な対応ができる人材育成を目的とした「グリーフケア・リテラシー検定試験」を開始します。
本試験は、遺族心理への理解と配慮を深め、お客様との信頼関係構築に役立つ知識を習得できます。具体的には、遺族心理、ご遺族が傷つく言葉や応対にふさわしい態度、望ましい接遇など、実務に活かせる知識を学ぶことができます。
試験はCBT方式で行われ、全国47都道府県の会場で受験可能です。試験時間は60分、受験料は4,950円(税込)です。合格基準は100点満点中70点以上です。
試験対策に役立つ「グリーフケア・リテラシー検定試験公式テキスト&問題集」も発売
本試験の対策に役立つ「グリーフケア・リテラシー検定試験公式テキスト&問題集」が、株式会社経済法令研究会より同時発売されます。
本書は、グリーフケアの基礎知識、遺族心理、ご遺族への望ましい接遇応対を解説しています。遺族心理を理解することで、ご遺族が傷つく言葉や、応対の際にふさわしい態度、傾聴の技術などを学ぶことができます。また、ご遺族の負担を減らすための業務改善についても解説しています。
誰が受験すべき?
本試験は、ご遺族と接する機会が多い以下のような方におすすめです。
葬儀・葬祭関連の企業・団体
生命保険会社
医療機関
福祉施設
行政機関
企業の人事部
* 接客業
また、組織として、ご遺族の負担を軽減する仕組みづくりの一環として、社員・職員教育にもご活用いただけます。
グリーフケアの知識は、あらゆる場面で役立ちます
近年、高齢化社会の進展や、核家族化などにより、大切な人を失う経験をする人が増えています。そのため、グリーフケアの知識は、あらゆる場面で求められるようになってきています。
本試験を通して、ご遺族への適切な対応を学ぶことで、お客様との信頼関係を築き、より良いサービスを提供できるようになるでしょう。