フェニックスとスウェーデンスキー連盟の新たな旅
スキーブランド「phenix」が、2024年秋冬シーズンよりスウェーデンアルペンABとの公式サプライヤー契約を結んだことが発表されました。これにより、スウェーデンの男子および女子ナショナルチームに向けて、厳しい自然環境での最高のパフォーマンスを引き出すウェアの提供をスタートします。
提供されるウェアと未来の展開
契約の一環として、phenixは競技用スキースーツを始め、ジャケットやパンツ、トレーニングウェアなど、全16アイテムを供給します。特に注目すべきは、25FWシーズンから展開される新しいラインナップ。日本の伝統衣装である着物からインスパイアされたデザインが取り入れられ、多様なパターンやグラフィックが特徴です。また、主なカラーには、日本の「藍媚茶」として知られるカーキ色と、スウェーデンの国旗を象徴するイエローが選ばれています。
スウェーデンスキー連盟の声
スウェーデンスキー連盟のスポーツディレクター、カレ・オルソン・ベクセル氏は、「この度、歴史あるスキーブランドであるフェニックスとパートナーシップを結べたことを心より感謝しています。私たちは常に最高のパフォーマンスを提供することを最優先と考えており、フェニックスが培ってきた技術の知識がその実現に欠かせません」と語りました。このコメントからも、彼らのパートナーシップに対する期待と信頼が感じられます。
スウェーデンスキー連盟の歴史
スウェーデンスキー連盟は、1908年に設立され、現在では国内に約1,300のスポーツクラブと14万6,000人の会員を抱える、スウェーデンで最も歴史と規模の大きいスポーツ連盟です。その活動は、ウィンタースポーツを通じて雪上での楽しさを広めることを目的としており、多くの人々の参加を促進しています。
フェニックスの魅力
日本で1952年に誕生した「phenix」は、スキーウェアのブランドとして確固たる地位を築いてきました。1955年には新素材ナイロンを初めてスキーウェアに採用し、1978年にはヒマラヤ登頂を支えたダウンウェアを開発。近年ではオリンピック日本代表選手への製品供給やバイクメーカー「Honda」とのコラボレーションなど、発展を続けています。70年の歴史を経てもなお、フェニックスは世界中で愛用されるブランドとして、さらなる挑戦を続けています。
このパートナーシップを通じて、スウェーデンのアルペンスキーチームは、今後の競技シーズンで一層の活躍が期待されます。フェニックスがサポートすることで、選手たちのパフォーマンスがどのように向上していくのか、今から楽しみです。