宮崎県新富町で国産きくらげ栽培に挑む!MONOQLO.宮崎の藤本夫妻が語る夢と挑戦
「今年の9月から新富町できくらげの栽培に挑戦しています!ぜひ農場を見に来てください!」
そう話すのは、宮崎県新富町で「MONOQLO.宮崎」を立ち上げた藤本竜司さんと晃子さん夫妻。
国内でも栽培数の少ない希少なきくらげを、自然の恵みを生かし、完全無農薬で栽培している。
夫婦の笑顔からは、きくらげ栽培への情熱と、多くの人に安全でおいしいきくらげを届けたいという強い意志が伝わってくる。
新規就農で始まったきくらげ栽培
新富町に移住して15年、4人の子育てをしながら、今年の9月から新規就農としてきくらげの栽培を始めたという藤本さん夫妻。
「新富町は子育てがしやすく、住みやすい町なんです。そして、色々な挑戦に取り組む人が多くて面白い町なんですよ。」と晃子さん。
もともと農機具メーカーに勤めていた竜司さんは、農業に興味があり、機械を触ることも好きだったという。
「自分の強みを活かした何かができたらいいなと考えていた時に、隣町できくらげ栽培に取り組む農家の方と出会いました。初めてきくらげを食べた時に感動して、『これだ!』と思い、きくらげ栽培に挑戦することに決めました。」と竜司さん。
きくらげは、栄養価が高く、免疫作用を調整する作用や、花粉症やアトピーにも良いと言われています。
「国内生産が少ないきくらげを、老若男女問わず多くの人に安心して食べてほしいと思い、農薬を一切使用せず、純国産菌床栽培に取り組んでいます。」と晃子さん。
きくらげの栄養と効能
きくらげは、シロキクラゲ科シロキクラゲ属に属するキノコの一種で、主に中国と日本で食されています。
カルシウム、ビタミンD、鉄分、食物繊維、カリウムを多く含む栄養豊富な食品です。
骨や歯を丈夫にするほか、貧血予防、便秘解消など、腸内環境を整える効果もあります。
カルシウムの吸収を促し、骨を丈夫にする働きや、免疫機能を調整する作用があるといわれているビタミンDは、花粉症やアトピーにも効果があると言われています。
また、食物繊維には、コレステロールを下げたり、便通をよくする働きがあるほか、生活習慣病予防にも効果的であると言われています。
藤本ご夫妻から皆さんへメッセージ
「きくらげは、国内での栽培数が少なく、多くは輸入に頼っている食材です。
特に、生きくらげを口に入れた時の食感は、国内産でしか感じることのできない特別な味わいです。
栄養価が高く、この食材の魅力と美味しさをもっと多くの方々に知っていただきたいと願いを込めて栽培を始めました。
きくらげが家庭の食卓に並び、子どもから大人まで楽しめる食材になってくれることを願いながら栽培に取り組んでいます。」
「きくらげにとって最適な環境で、独自の手法を用いながら、ひとつひとつ丁寧に手作業で育てているため、瑞々しいきくらげが誕生します。」
「現在は、直売のみ(100g 550円)を行っていますが、これから卸や配送にも取り組んでいく予定です。
よく『どう料理するの?』と質問をいただくことも多いので、皆さんが気軽に食べれるような加工品の製造にも挑戦したいと考えています。」
「品質の高さ、美しさにこだわり、よりお客様のニーズに合わせた食材を生産していくことが私どもの使命だと思っています。
そして、愛情たっぷり育てた白きくらげを取り扱っていただけるお店やレストランも随時募集していますので、お気軽にご連絡いただけますと嬉しいです。」
「自信を持ってお届けするきくらげをどうぞご賞味ください。」
MONOQLO.宮崎
- - 住所:宮崎県児湯郡新富町大字下富田3241
- - 電話番号:090-6101-7095
- - メールアドレス:[email protected]
- - Instagram:monoqlo.mz
新富町の魅力
宮崎空港から車で北へ約30分、人口約16,200人の新富町は、施設園芸が盛んで、年間を通して多彩な農作物が収穫される食と農の町です。
2021年2月には、宮崎県初のJリーグクラブ「テゲバジャーロ宮崎」のホームグラウンドが開場し、2023年4月には、人工芝のピッチ2面が備わる新富町フットボールセンターがオープンしました。
女子サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」の選手を地域おこし協力隊で採用するなど、スポーツを活用したまちづくりにも積極的に取り組んでいます。