渋谷の魅力を再発見する「Shibuya X-Journey Project」
渋谷という街が持つ多様な文化や人々の生活を新しい方法で体験できる「Shibuya X-Journey Project」が、一般社団法人渋谷未来デザインやSTYLY、大日本印刷、三井不動産、東急不動産、キングレコード、シブヤテレビジョンの協力により始まりました。このプロジェクトの主な目的は、テクノロジーを駆使して、歩くたびに物語が広がる街の新しい回遊体験を生み出すことです。
物語と共に渋谷を巡る
第一弾として、音楽アニメ『夜のクラゲは泳げない』とのコラボレーションで制作されたAR(拡張現実)コンテンツ「夜のクラゲは泳げない― Scape Story ―」が、2025年10月18日から展開予定です。この内容は、アニメのサイドストーリーとして新たに書き下ろされたもので、渋谷の街を舞台にした聖地巡礼と物語体験を融合させています。アプリ「STYLY」を通じて、街を歩きながらイヤホンで流れる物語を楽しむこの新しい体験は、現実の環境と融合し、まるで一人称視点でアニメを体験しているかのような没入感を提供します。
また、2025年10月19日には渋谷音楽祭との連動イベントとして、モバイルを使ったパブリックビューイングと特別ライブも予定されています。これにより、音楽やストーリー、街のエネルギーを感じながら特別なひと時を過ごせることでしょう。
街の記憶をカタチに
このプロジェクトが目指すのは、単にAR体験を提供することだけではありません。渋谷に根付く文化や人々の営みを、テクノロジーで紡ぎ合わせて一つの体験として提示することです。均質化が進む都市において、街に“物語”が必要であるとの信念に基づき、各分野のクリエイターと連携しながら渋谷に新たなストーリーを生成していく計画です。これにより、訪れる人々がそれぞれの視点で渋谷の魅力を再発見できる機会を提供することを目指しています。
AR体験の内容
「夜のクラゲは泳げない― Scape Story ―」は、2025年10月18日から2026年3月31日までの期間、宮下公園や代々木公園などで実施されます。参加者は、STYLYアプリを利用して体験することができます。チケットは税抜き2,000円で販売されており、一部無料のAR体験も設けられています。実際の街を舞台にしたこの体験がどのように進化していくのか、非常に楽しみです。
さらに、9月にはバーチャル宮下公園で「水族館をテーマにしたJELEEの世界」が展開され、コミュニケーションボードを設置したりするなど、様々な体験ができるイベントも企画されています。
「Shibuya X-Journey Project」の未来
このプロジェクトは、今後もさまざまな日本のIPとコラボしながら、渋谷の街で新しい物語を紡いでいく予定です。多様なカラフルな文化が交差する渋谷の街で、訪れる人々がそれぞれの「物語」を体験できるよう、各社は協力して魅力的なコンテンツを提供しつづけます。これにより、渋谷の持つエネルギーを世界へと発信し続けることでしょう。
詳細は、
STYLYの特設サイトを訪れてご確認ください。