清里フォトアートミュージアム30周年記念展
今年で開館30周年を迎える清里フォトアートミュージアム(KMopa)では、記念展後期「写真と肖像 顔から風景へ」を開催中です。この展覧会は、現代の写真家たちによる作品を通じて、肖像というテーマを深掘りし、自己と他者、風景との関係性を考察することを目的としています。
イベントの詳細
この特別な展覧会は、2025年の7月5日から10月13日まで実施されており、さらに多彩なイベントも企画されています。
8月・9月のイベント
1.
8月24日:トークショー
出演者:写真家の山元彩香氏とキュレーターの楠本亜紀氏とのディスカッションが開催されます。彼らがどのように肖像と風景を融合させているのか、その魅力に迫ります。
2.
9月27日:暗室ワークショップ
講師:当館の収蔵作家である西村陽一郎氏によるフォトグラム体験。参加者は自らの手で魚眼レンズを使い、独自の視点から写真表現を楽しむことができます。
これらのイベントは、訪れる人々が写真に対する理解を深め、新たな視点を得る機会となるでしょう。
展覧会概要
展覧会名:開館30周年記念展後期「写真と肖像 顔から風景へ」
会期:2025年7月5日(土)〜10月13日(月・祝)
休館日:火曜日(ただし、9月23日(火・祝)は開館します)
入館料:一般800円(600円)、大学生以下は無料。家族割引もあり、最大6名までの入館が1,200円で可能です。
来館する際は、JR中央本線小淵沢駅から小海線に乗り換え、清里駅下車後に車で10分の距離です。
「写真と肖像」のテーマ
この展覧会では、女性の写真家を含む多くの作家たちの作品が展示されています。エドワード・S・カーティスの古典技法による印刷物や、他者を捉えた作品など、個々に異なる視点で肖像が描かれています。
特に、山元彩香氏の作品では他者の存在感を引き出すことをテーマに、観覧者はその不確かさや深さを感じることでしょう。また、セルフ・ポートレイトに焦点を当てたセクションでは、自らを描くことで他者との関係性を探求しています。これらの展示を通じて、来場者は自身の内面を見つめ直す機会も得られるでしょう。
屋外展示「写真の森」
さらに、清里フォトアートミュージアムでは初めての屋外展示「写真の森」も行われます。自然の中で写真がどのように新たな視点をもたらすのか、訪れる人々は森の静けさと共に写真を楽しむことができます。
本展は、清里の美しい自然の中で行われることから、視覚的な体験が一層豊かになることでしょう。
結び
清里フォトアートミュージアムでの30周年記念展は、ただのアートの展示に留まらず、参加者同士の交流や体験を通じて深い感動を生み出します。写真表現の奥深さを感じながら、新たな視点を持って日々の暮らしに向き合うきっかけになることでしょう。ぜひ、この機会をお見逃しなく!