医療・介護業界の離職問題を解決する視える化の挑戦
医療・介護・福祉業界は現在、大きな離職率問題に直面しています。特に、介護分野では職員の離職率が14.4%に達しており、66.3%の事業所が人材不足を感じています。厚生労働省の推計によれば、2025年度には約32万人、2040年度には約69万人の介護人材が不足するとされています。さらに、看護職員の離職率も約11〜12%と高い水準を保っています。これらのデータは、業界全体が深刻な構造課題を抱えていることを示しており、離職の原因は決して単なる人材不足ではないことが明らかになっています。
離職の真の要因
視える化が実施した、1000人以上の医療・介護・福祉従事者を対象にした相談分析からは、辞めていく理由が「やる気がないから」ではないことが分かりました。むしろ「もっと利用者に向き合いたい」「理想のケアを実現したい」「業界をよくしたい」と強く願う人々が、理念の共有不足や現場と経営の方向性のズレなどが原因で離職しているのです。このような根本的な問題を解決しなければ、レンブランド・リクルートメントのループから抜け出すことはできません。
中核課題は採用数ではなく構造
多くの事業所が採用活動においてとっているアプローチは、求人広告や紹介会社の活用、条件改善などの“量的対策”が中心です。しかし、事業の目的や理想とする未来、そしてどのような人々と働きたいのか、これらが明確でなければ、結局は採用ミスマッチから早期離職が続くことになります。視える化が取り組むのは、これらの理念を言語化し、可視化することです。
理念の可視化がもたらすもの
視える化では、MVV(Mission・Vision・Value)の再構築やSNSを通じた情報発信、採用導線の設計、組織のストーリーブランディングを通じて、“条件で選ばれる職場”から“価値観で選ばれる職場”へと変革することを目指します。私たちにとって、採用とは単なる条件で集めることではなく、未来で共鳴することが重要なのです。日本の高齢化が進む中で、この業界の需要が拡大することは明白であり、それゆえに想いのある企業が正しく選ばれ、志を持つ人々が誇りを持って向き合える職場を築くことが急務です。
代表のメッセージ
視える化の代表者は、「想いのある人が辞めなくて済む業界にしたい」と語ります。「思っていた職場と違った」というミスマッチをなくすことが、私たちの使命です。この意志を胸に、視える化は医療・介護・福祉業界における構造的な課題に正面から向き合い、持続可能な組織づくりをサポートしていきます。
会社概要
株式会社視える化は、理学療法士2名が創業し、医療・介護・福祉業界に特化したブランディング支援を行っています。従業員の声を基にした分析を通じて、理念の共有が不足している実態を明らかにし、採用のミスマッチを防ぐための広報戦略を設計しています。「想いを視えるカタチに」することが、持続可能な組織づくりへの第一歩だと考えています。自らの大切な理念をしっかりと表現し、志を同じくする仲間たちと共に歩むことが、業界の未来を明るいものにする道なのです。