ITフリーランス需給トレンド
2025-02-12 15:22:20

ITフリーランス市場に見る需給トレンド、案件倍率は9.63倍に上昇

ITフリーランス市場の需給トレンド



ギークス株式会社が発表した「ITフリーランス案件倍率レポート」によると、2024年10月から12月の間におけるITフリーランス市場の案件倍率は、四半期累計で9.63倍に達しました。このレポートは、フリーランス市場における需給動向を明確に示しています。

2024年10~12月の案件倍率のトレンド



今回の報告によれば、2024年のITフリーランス市場では、案件数と案件を探すフリーランスの人数が共に前年同時期より増加しています。具体的には、10月の案件倍率は9.99倍、11月は10.15倍、12月は8.79倍と、四半期累計で見ると前年同時期に比べ102%の増加を見せました。多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、生成AIや音声予約システムといった新たな技術に関連する案件が増加しています。

さらに、エンジニアに求められるスキルとしては、引き続き「Python」と「TypeScript」が注目されています。「TypeScript」は「JavaScript」からの移行が進んでおり、フロントエンドおよびバックエンドの開発ができるエンジニアに対しては、単価が上昇する傾向があります。特にユーザーの目に触れる部分を開発できるエンジニアは、そのスキルに対する需要が高いと言えます。

フリーランスの増加と求められる人材像



案件を求めているフリーランスの数も前年と比較して116%の増加を示しています。技術力だけでなく、ビジネス視点やチーム内でのコミュニケーション能力も重大視されています。また、自発的に新しい技術を学び、プロジェクトの全体を俯瞰して問題解決に取り組む姿勢が評価されるという動きが強まっています。

次四半期のトレンド予測



2025年1月から3月にかけては、企業が年度末に向けて人材を確保するため新規プロジェクトが立ち上がることが予想され、案件数は横ばいが続くかもしれませんが、3月以降は増加する見込みです。DXや生成AIに関連した案件が引き続き増加する傾向が続くでしょう。

フリーランス側では、4月以降に開始される新しい案件に向けた動きが顕著になると考えられ、本格的に案件を探し始める人が多くなる見込みです。

労働環境の変化



最近では出社を前提とした案件が増え、フルリモートワーク案件は減少傾向にあります。多くの企業がフルタイム勤務を求めるようになり、フリーランスは自分の働き方を維持するためにはさらなる市場価値の向上や営業活動が求められるでしょう。

ギークスのサービスについて



ギークスは「働き方の新しい『当たり前』をつくる」を企業ミッションに掲げ、ITフリーランスの支援を行っています。リソースマネジメントのノウハウを蓄積し、全国に21,000名以上の登録者を有する日本最大級のエージェントです。キャリアアドバイザーによるサポートを通じ、フリーランスのスキルを的確に把握し、企業のニーズに合ったマッチングを実現しています。また、IT分野の人材不足に対応するため、彼らの技術力をシェアするプラットフォームとしても機能しています。

提供サービス



会社概要



  • - 会社名:ギークス株式会社
  • - 本社住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア 39階
  • - 代表取締役CEO:曽根原 稔人
  • - Webサイト:ギークス公式サイト

このように、ITフリーランスの市場は変化を続けており、技術や働き方に応じた柔軟な対応が求められる時代となってきています。


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会社情報

会社名
ギークス株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア39階(WeWork内)
電話番号

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