株式会社ゼロフィールドが柏崎和久氏を経営顧問に迎え脱炭素戦略を強化
株式会社ゼロフィールド(東京都港区)は、2025年10月に電力ビジネスおよび脱炭素領域の権威である柏崎和久氏を経営顧問として迎えることを発表しました。これにより同社は、今後の事業展開にスピード感を持たせ、市場創出を目指す方針としています。
柏崎和久氏の経歴と知見
柏崎氏は1970年に宇都宮市に生まれ、中央大学理工学部を卒業後、関電工で送配電業務に18年間従事し、その後はバイオマス発電やNECでの再生可能エネルギー事業に携わりました。最近では新電力事業「エフビットコミュニケーションズ」の社長も務め、現在は複数の企業でマイクログリッドや地域脱炭素の推進に寄与しています。彼の豊富な経験は、ゼロフィールドの戦略において大きな助けとなるでしょう。
ゼロフィールドの事業内容について
ゼロフィールドは、2017年に設立された暗号資産マイニングに特化したテクノロジー企業です。国内外で6拠点のデータセンターを運営し、販売台数や顧客数で国内No.1の評価を受けてきました。現在、マイニング事業の拡大に加え、電力コストの最適化や余剰電力の利用方法を模索しているポイントに、柏崎氏の見識が生かされることになります。
これからの展望
今後は、柏崎氏の参画により、暗号資産トレジャリー事業の支援やマイニング導入企業へのアドバイスを行うことで、コスト削減とESG(環境・社会・ガバナンス)への対応を両立させる新たな枠組みを確立することを目指しています。
より効率的な電力利用と再生可能エネルギーの導入が進んだ際、柏崎氏の専門知識はゼロフィールドの成長を大きく後押しするでしょう。将来的には、マイニングが持つ社会的意義と事業性を両立させた次世代インフラ企業としての地位を確立することが期待されています。
結論
ゼロフィールドは今後、新たな市場展開を模索しつつ、持続可能な社会の実現に貢献する企業として成長していくものと考えられます。柏崎氏の知見が同社にどのような新たな風をもたらすのか、今後の展開に注目が集まります。