山口県立徳山商工高等学校が知財創造甲子園で栄冠を獲得

2025年1月18日、山口県立徳山商工高等学校が、全国の高校生が知的財産への理解を深めるために行われた『第5回全国知財創造実践甲子園2024』において、名誉ある「Patentfield賞」を受賞しました。この大会は、山口大学の大学研究推進機構知的財産センターが主催し、全国から多くの高校が参加する中で開催されたものです。

大会の概要

この大会は、全国の高校生が知的財産の理解を深めることを目的とし、創造性を育むための場として設けられています。2024年度の大会には、全国から9校10チームが参加し、各チームが高校生ならではの柔軟な発想や独創的な視点を持ってプレゼンテーションを披露しました。参加チームは情熱を注ぎ、それぞれの切り口で知的財産の価値と可能性を伝えました。

受賞チームの発表内容

山口県立徳山商工高等学校からは、堂山直人さん、伊藤隼さん、東啓喜さんの3名がチームを組み、「多様なCorocoの活用」というテーマで発表を行いました。彼らの発表は、既存の技術に対する深い理解を示すものであり、特に「アイデアに対し公知例を探す」という視点が高く評価されました。研究チームは、独創的なアイデアを基にしながら、他の技術との関連性をきわめて丁寧に調査し分析したポイントが印象深く、知的財産の捉え方が非常に成熟していると感じられました。

選考理由

この選考に当たったPatentfield株式会社は、AI特許データベースの開発を手掛ける企業です。新しいアイデアの独創性はもちろんのこと、事前の調査や分析の重要性を特に重視しています。そのため、審査員は、受賞したチームのプレゼンテーションで示された包括的な調査と分析の深さを評価しました。

未来の展望

大会を通じて、若い世代の新たな視点や情熱に触れることができ、大変刺激的なひとときでした。Patentfield株式会社は、今後も次世代を担う高校生たちへの知的財産教育活動を積極的にサポートし続ける考えです。若者たちの斬新な発想が将来のイノベーションを生むことを期待しています。

知的財産という分野はこれからますます重要になっていくと考えられます。徳山商工高等学校のように、若者たちがその重要性を認識し、自らの独創性を発揮していくことが、さらなる社会貢献につながることでしょう。今後もこのような素晴らしい取り組みが広がっていくことを願っています。