小牧市で進化する体育館空調設備導入
株式会社アイネックがJA三井リース株式会社との連携で、愛知県小牧市内の24校の小中学校に体育館空調設備を導入する事業を受注しました。このプロジェクトは、2026年12月31日までの設置を目指して進められています。
目的と重要性
本事業の主な目的は、児童・生徒が夏場の厳しい暑さに負けず、安全に授業や活動に従事できる快適な学習環境を整えることです。新たに導入される空調設備は、LPガスを燃料とし、停電時でも使用可能です。これにより、通常の教育環境の改善だけでなく、災害時には避難所としての機能も強化されることが期待されています。
補助金の活用
このプロジェクトでは、令和7年度に交付される「災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な燃料備蓄の推進事業費補助金」を24校すべてで利用し、コストの面でも効率を図ります。不測の事態に備えた充実した準備を整えることで、市内学校における教育環境は大きく向上すると評価されています。
デザインビルド方式の採用
さらに、本事業では、従来の公共工事に数年を要するプロセスを大幅に短縮する「デザインビルド方式×リース方式」を採用しています。この方法では、コンサルティングから設計・施工までを一貫して行い、リースを活用することにより初期費用を抑えることができます。これにより、素早く効率的な設備導入が実現可能となります。
度会洋徳アイネック代表取締役CEOは「私たちが採用したデザインビルド方式は、低コストで迅速な設備導入を可能にする強力な仕組みです。このアプローチを他の自治体にも提案し、広めていきたい」と述べています。
将来の展望
将来的には、空調だけではなく、照明や通信に必要不可欠な電力の確保も重要なポイントになると考えています。度会CEOは「太陽光発電や蓄電池の導入についても、小牧市に提案し続けていきたいです。これにより、避難所としての機能がさらに強化されることを期待しています」と語っています。
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このプロジェクトは、アイネックとJA三井リースの連携によって、小牧市の学校環境に革新をもたらす一大事業です。市内に存在する24校の体育館が快適で安全な空間として生まれ変わることで、未来の学び舎にふさわしい環境が整備されることが期待されます。
この空調設備の導入は、単なる設備投資にとどまらず、次世代を担う子供たちが学び、成長する基盤を築く重要な取り組みであり、今後も目が離せない事業です。