熊本県山都町、MARUKUと東芝データが観光振興で地域活性化へ
2025年3月18日、熊本県の上益城郡山都町で、株式会社MARUKUと東芝データ株式会社が観光振興を通じた地域経済の活性化に向けた連携協定を締結しました。この取り組みは、山都町の美しい自然や豊かな歴史・文化を最大限に活かし、地域の魅力を発信することを目的としています。
取り組みの背景
観光業は地域経済に大きく寄与する産業の一つですが、その環境は日々変化しています。訪れる人のニーズが多様化し、デジタル技術の普及により情報収集の方法も変わりました。そこで、MARUKUは山都町及び東芝データと共に、観光のデジタル化を進めることによって地域経済の新たな好循環を生み出そうとしています。
具体的な取り組み内容
この連携協定に基づく主な取り組みは次のとおりです:
1.
地域資源の活用:山都町の自然、歴史、文化といった観光資源を最大限に引き出し、その魅力を広く市場に発信する。
2.
デジタル技術の導入:観光に関連するデジタル技術の実装を進め、地域データを活用して観光業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進します。これにより、観光情報の提供が円滑になり、観光客の利便性も向上します。
3.
持続可能な観光の確立:地域の消費を促進し、地元商工業者や物産事業者の収益を向上させます。さらに、観光地経営の高度化や生産性向上を図るためのデータ共有也できる体制を整えます。
4.
観光デジタル人材の育成:役場の職員や観光事業者向けに、デジタル技術を活用するための研修を行い、地域全体のデジタルリテラシーを向上させます。
5. その他、必要に応じて追加の取り組みも検討する予定です。
協定の有効期間と役割
この協定は2025年3月18日から2028年3月31日までの3年間有効です。山都町は観光振興の推進を、MARUKUは地域に根ざした知見を活用して地域課題を解決し、東芝データは購買データを基にした観光DXの推進に貢献します。
まとめ
地域経済の活性化を目指すこの取り組みは、今後の観光業の発展にとっても大きな意義があります。熊本県山都町の魅力を国内外に広め、人々が再び訪れたいと思う観光地を目指すことが、この連携協定の重要な目的です。地域に根ざした新しい観光の形が形成されることを期待しています。