ケイアイスター不動産 での障がい者雇用の新たな展開
埼玉県本庄市に本社を構えるケイアイスター不動産株式会社は、従業員の障がい者雇用において新たな高みを達成しました。それは、昨年度の2.66%を上回る2.72%という雇用率です。この成果は、新卒採用の開始や障がい者アスリートの雇用を深めるなど、多岐にわたる取り組みの賜物です。
障がい者雇用率アップの背景
障がい者の雇用は、法律に基づき全ての事業主に求められており、今後法定雇用率は引き上げられる予定です。このため、当社も早くから先んじて資源を投入し雇用環境を整えてきました。新たな「チャレンジドセンター」が設立され、現在では40名の障がいを持つ従業員が部署の各種業務を担当しています。
具体的な雇用施策
2015年から開始した障がい者アスリートの雇用は、現在8名に達しています。アスリートチームにおいては、障がい者スポーツの普及と同時に障がいを持つ方たちが活躍する場を広げることに成功しています。
さらに、2024年には「チャレンジドシナジー課」が設置され、この部署が雇用を一手に管理し、採用活動にも取り組んでいます。今年度の新卒採用を通じて、13名の身体障がい者、13名の知的障がい者、14名の精神障がい者が働いています。多様な背景を持つ従業員の確保は、職場に新たな価値をもたらしています。
社会的な成果
障がい者アスリートの活動による社会的な成果も著しく、第5回女子デフフットサル世界大会では初優勝を果たし、男子66kg級では柔道選手が金メダルを獲得しました。これらの実績により、社内のモチベーションも向上し、さらなる雇用率向上に向けた意欲が強まっています。
経営理念に沿った社会貢献
ケイアイスター不動産は「豊かで楽しく快適なくらしの創造」という経営理念に基づき、すべての人に等しく持ち家の機会を提供するビジョンを掲げています。障がい者雇用を通じて「共生社会」の実現を目指し、持続可能な社会構築に向けた取り組みを推進しているのです。
今後の展望
今後もケイアイスター不動産は、障がい者雇用に関する具体的施策を強化し、法定雇用率を上回ることを目指します。また、障がいを持つ方々にとって働きやすい環境作りを、社内全体で取り組んでいく方針です。経済的な成長を図る中で、誰もが活躍できる社会に貢献していく姿勢を貫いていくでしょう。