高セキュリティ環境で生成AIを実現するGX CLOUD × Difyサービス開始
TDSE株式会社は、ジーデップ・アドバンスと共同で、NVIDIA DGX™ B200を利用した生成AI開発サービス「GX CLOUD × Dify」を2025年6月23日より提供することを発表しました。
このサービスは、占有型シングルテナントのプライベートクラウドGX CLOUD上で、最新のGPUを搭載した専用サーバー環境を構築し、セキュアな生成AI活用を実現します。今回の提携により、私たちは高セキュリティの環境を提供し、国内企業の生成AI活用を更に加速させることを目指しています。
市場背景とサービスリリースの意義
近年、国内の生成AI市場は急速に成長しています。富士キメラ総研の調査によると、2028年度には市場規模が1兆7397億円に達する見込みで、そのうち1840億円が大規模言語モデル(LLM)の活用によるものだと言われています。特に製造業などでは、知的財産を保護するために慎重なデータ管理が求められており、信頼できるプラットフォームの必要性が高まっています。
このような背景の中、TDSEとジーデップ・アドバンスは、GX CLOUDを活用することで、機密性の高いデータを安全に取り扱いながら、Difyを利用した生成AIサービスの開発支援や構築代行を行います。これにより、企業の業務効率化と迅速な開発プロセスの実現が可能となります。
「GX CLOUD × Dify」の特長
1.
セキュリティレベルに応じた環境構築の支援
GX CLOUDまたはオンプレミスで、最先端GPUを搭載したAIサーバーの環境を構築し、必要なセキュリティレベルに合わせた提案が行われます。
2.
一貫した支援体制
TDSEは、生成AIの活用テーマの評価や優先順位付け、社内教育まで一括で支援します。これにより、企業での生成AI活用が円滑に進むことを目指しています。
3.
最新のLLMの検証と選定
進化が著しいLLMの中から、企業が実施したいテーマに合ったものを迅速に選定し、開発を支援します。
GPU運用エキスパートとDifyパートナーシップによる利点
NVIDIAのエリートパートナーとして9年以上の実績を持ち、GPUシステムの専門知識を有するジーデップ・アドバンスと、300社以上の企業を支援してきたTDSEが協力することで、企業のAI開発をより一層効率化させます。これにより、計算リソースの拡充とともに、先端技術を開発に取り入れることが不可欠となります。
今後、TDSEのAIエージェント本部では、生成AIアプリケーションの開発やAIエージェントを社内業務に実装するプロジェクトを推進し、2025年度までに売上高1.5億円以上を目指しています。これにより、ほかの業界にも波及効果をもたらし、さらなる展開を図っていく方針です。
企業のビジョン
TDSE株式会社の代表取締役社長、東垣直樹氏は、当社が持つ深いデータに対する知見と最先端AIテクノロジーを活用して、多様な業界のお客様の課題解決に貢献していきたい意向を表明しています。また、ジーデップ・アドバンスの代表取締役CEO、飯野匡道氏も、配信されるトータルソリューションがクライアントにとっての効率化と迅速化に寄与することを確信しています。
この「GX CLOUD × Dify」は、今後の生成AI市場において、さらなる技術革新と顧客のニーズに応えるサービスとなるでしょう。
最後に
本サービスについての詳細は、
こちらのページをご覧ください。両社は引き続き、AI技術の進化に注力し、業界の変革を牽引していきます。