新たな「農山漁村まちづくり學部」の誕生
NPO法人地球のしごと大學が、2026年4月より新たに「農山漁村まちづくり學部」の開設を発表しました。この学部は、持続可能な地域作りを学ぶための約1年間の現場視察プログラムで構成されており、日本各地のまちづくり現場で開催されるフィールドワークが月ごとに行われます。
学部の目的と特長
この新しい学部の主な目的は、農山漁村が抱える課題を解決するための能力を持った人材を育成することです。具体的には、起業家や行政職員、地域資源を活用する企業の経営者、地方移住者などを対象とし、持続可能な事業の創出を目指します。すべてで40以上の講座を設け、多様な視点から問題にアプローチすることが可能です。
また、現場視察プログラムは、土日や祝日を中心に開催されるため、社会人でも参加しやすい設計となっています。フィールドワークを通じて、実際の職業や生活の現場を体感することで、オンラインでは得られない実践的な知識を獲得できます。
背景と地域の現状
近年、農山漁村は急速な高齢化と人口減少に直面しています。総務省の統計では、2015年から2020年にかけて農村部の人口が237万人(5.9%)減少し、特に65歳以上の人口割合が35%に達しています。このような現状を受け、農山漁村の再生には、単一の事業を立ち上げるだけでは解決できない複雑な課題があります。
地域資源を有効活用し、農業や林業、漁業といった異なる分野が連携することで、地域全体の再生が可能となります。このような「面」に着目し、「点」から「面」への再生を目指します。
開講予定と受講者向け説明会
教育プログラムは、2026年度に向けて募集を開始し、1月17日から3月31日まで受講生を募集します。その中で、昨今の特別な事情を考慮し、早期申込特典も用意されています。定員は40名とし、地域移住や関係人口として農山漁村での兼業を希望する方々にも幅広く参加を募ります。
受講検討者向けの説明会も予定されており、2月1日、3日、5日に開催されます。興味のある方は公式サイトからお申し込みが可能です。
地球のしごと大學の理念
「地球にとっても、よいしごと」というテーマのもと、地球のしごと大學は地域社会と自然環境の循環を学ぶ場を提供しています。これまでに1000人以上の卒業生を輩出し、地域に根ざした実践的な学びを重視しています。同法人は、循環型農業や地域おこし協力など、多岐にわたる分野の講座も開講し、家庭や企業など多方面から地域活性化に寄与しています。
未来に向けた行動
都市と農山漁村の両方の文脈を理解し、持続可能な京都を育むためには、地域の生態系を理解し、再生するリーダーが必要です。「農山漁村まちづくり學部」は、そんな人材の育成を目指した新たな基盤となります。受講者は、その活動を通じて地域に根ざした生業を学び、地域の未来を築くためのステップを踏むことが期待されます。
詳細は
公式ウェブサイトをご覧ください。また、書籍『地球のローカルしごと図鑑』も地域の暮らしを理解する上での基礎資料となっており、2025年に発売予定です。