岡山の海を守る
2024-08-13 16:21:54

岡山で小学生が学んだ持続可能な海の重要性と取り組み

岡山で小学生が学んだ持続可能な海の重要性と取り組み



一般社団法人海と日本プロジェクトin岡山が主催し、2024年8月1日から6日までの3日間、岡山の小学生を対象に「おかやま里海づくり調査団」が開催されました。このイベントは、海の豊かさを守り、次世代に引き継ぐための知識や実践を学ぶことを目的としています。

以下では、イベントの内容や子どもたちの様子を詳しく紹介します。

イベントの概要


このイベントは、県内の小学5年生から6年生の24名が参加し、岡山の海や瀬戸内海が抱える課題及びそれに対する解決策を考えることから始まりました。1日目は、笠岡市大島美の浜漁協での魚の観察や干潟の生き物についての学習からスタートしました。2日目からは、白石島でのフィールドワークが行われ、実践を通じて豊かな海を「つくる」というテーマで学びを深めました。

初日の学習活動


晴れ渡る青空の下、大島美の浜漁協に集まった子どもたちは、主催者からイベントの説明を聞きました。初めに配布された「調査団学習ノート」には、講師から学んだ内容や各自の感じたことを書くことができ、イベントが終わった後にも役立つ大切な資料となります。

最初の活動では、「瀬戸内海産の魚を探せ」というテーマで、漁協で実際に競りに出された魚を見学。講師から魚の特徴を教わりながら、真新しい知識を得る子どもたちの姿が見られました。獲れたての刺身も体験し、「いつも食べている味とは違う」と口々に感動の声が上がりました。こうして、生物多様性を実感し、海の豊かさへの理解を深めていったのです。

その後、岡山の海の現状についても話し合われ、特に生態系を支える偏った環境への警鐘を感じる講義が行われました。豊かな海は、「生き物の種類も数も多い海」であることを学んだ子どもたちは、未来の海を守るために必要な取り組みについてしっかり理解しました。

2日目のフィールドワーク


2日目、子どもたちは白石島へ向かい、海洋牧場についての講義を受けました。海の中の環境を整えるための人工漁礁やその仕組みを知り、実際の環境改善の取り組みを視察。海水温の変動が生態系に与える影響をダイレクトに感じられたこの経験は、未来へ持ち帰る重要な教訓となったようです。また、人工魚礁の解体作業では、実際に生き物の観察を行い、自分たちの手で海の環境をつくることの大切さを再確認しました。

最終日でのまとめ


最終日のアクティビティでは、地曳網漁体験を通じて、豊かな海には多くの魚が生息することを体験的に学びました。その後、学びを振り返り、意見交換を行い、各自が今後どのように行動していくかを考える貴重な時間を持ちました。この3日間の活動は、「連携して海を守る」ことの大切さを感じさせてくれるものでした。

参加者の声


参加した子どもたちからは、「獲れたての漁を取る喜びを味わえた」、「海の生き物たちが幸せに生きられる環境を整えていきたい」という希望が寄せられました。保護者の方々も、子どもたちが帰宅後に熱心に学びを語る姿を見て、イベントの意義を実感した様子でした。

最後に、今後も岡山の美しい海を守るために、自分たちにできることは何かを考えるイベントが続くことを期待しています。この取り組みは、未来の海の豊かさを次世代へ引き継ぐための重要な一歩と言えるでしょう。


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