工場長サミット2024
2024-12-13 16:56:10

工場長サミット2024が東京で開催、日立会長の基調講演がアーカイブ配信決定!

工場長サミット2024、東京で熱気の中開催!



2024年12月2日、東京ミッドタウン八重洲で開催された「工場長サミット2024」は、製造業のキーマンたちが一堂に会するビジネスカンファレンスです。定員を上回る約450名もの参加者が集まり、業界の活性化に対する情熱が感じられました。参加者の約7割は役職者であり、大手企業から中小スタートアップ、更にはITや金融、商社など幅広い業種が集まりました。

参加者の声と次回への期待



参加者はその場でのディスカッションを通じて、製造業の課題解決に向けた具体的なアイデアを発表し合いました。また、次回の開催を望む声も多く、今後は9つのセッションによるスピンオフ企画も検討されるとのことです。製造業の現場で直面している課題に立ち向かうため、参加者たちの意識が高まる瞬間を目の当たりにしました。

東原会長の基調講演「製造業の壁」



このイベントの目玉は、日立製作所の東原敏昭会長による基調講演でした。テーマは「製造業の壁」で、彼は四つの“壁”について詳しく解説しました。それは、現場の強靭さ、高品質・高信頼性の確保、デジタルシステムの導入、さらにはグローバル化の課題です。彼は、これらの壁を超えるための取り組みとして、デジタル化やAI導入の重要性を訴えました。

変化に挑む姿勢を重視



講演の中で東原会長は、過去の成功体験に固執せず、新しい知識を受け入れることの重要性を強調しました。「変化は起きている。我々自らが変化を作り出そう」との言葉には、時代の流れに合わせた柔軟な対応が求められているというメッセージが込められています。この45分間の熱弁は、視聴者を強く引きつけるものでした。

アーカイブ配信の実施が決定



この重要な講演を逃した方にも朗報です。イベント終了後には、多くの参加者からアーカイブ配信のリクエストが寄せられ、基調講演の視聴が期間限定で可能になることが決まりました。視聴期間は12月13日から31日までとなります。これは、製造業の枠を超えてビジネスに関心のある各種業種の人々にも新たな知見をもたらす絶好の機会となるでしょう。

モノづくり日本会議の取り組み



「工場長サミット2024」は、モノづくり日本会議および日刊工業新聞社によって開催されました。この会議は約2,000のモノづくり関連企業が加盟するコミュニティであり、日立の東原会長とトヨタ自動車の河合満エグゼクティブフェローを含む8名の共同議長が主導しています。今後も年間40本以上のシンポジウムやイベントが予定されており、新たな製造技術や人材育成に関する話題にフォーカスしていく方針です。

製造業の将来を見据えたこのサミットは、企業の枠を超えた連携と革新の模索の場として、さらなる発展が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社日刊工業新聞社
住所
東京都中央区日本橋小網町14-1
電話番号
03-5644-7000

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