新しい観光体験が広がる「WANDERIDE」
和歌山県のglafit株式会社は、最新の電動パーソナルモビリティ「NFR-01Pro+」を使用したシェアリングサービス「WANDERIDE」の提供を開始しました。これは観光地における新たな移動手段を提供し、観光客に自由な探索を可能にするプロジェクトです。特定小型原動機付自転車に該当するこの電動サイクルは、16歳以上で免許なしに運転可能で、若者から高齢者まで幅広い層に利用されています。
「WANDERIDE」の開発背景とその意義
観光地では従来自転車や電動アシスト自転車のレンタルサービスが一般的でしたが、近年の電動パーソナルモビリティの普及に伴い、より効率的で快適な移動手段が求められるようになりました。「WANDERIDE」の背景には、観光施設が最新技術を活用したシェアリングサービス導入をためらっている声がありました。特に、数台程度の導入となるとコストやオペレーションの課題が立ちはだかり、シェアリングサービスの実現が難しくなっていました。
これに対処するため、glafitは宿泊施設や観光案内所で手軽に導入できる小規模なマイクロシェアリングサービスを検討し、独自の「WANDERIDE」システムを開発しました。このシステムにより、運用の煩雑さや導入コストを大幅に削減することが可能になっています。
「WANDERIDE」の機能と特徴
「WANDERIDE」システムには多くの便利な機能が搭載されています。年齢確認や交通ルールテストがアプリで簡単に行える他、地元のおすすめスポットや観光地を探索できる特別なWANDERMAP機能が用意されています。このMAP機能は、通常のガイドブックには載らない情報を提供し、観光地の新たな魅力を発見する手助けをします。
さらに、glafitではWANDERIDEの導入にあたって0円からの初期費用プランを提供しており、月額15,000円(税込)でサブスクリプション形式で運用できます。これにより、初期投資の負担を軽減し、多くの施設が導入を検討しやすくなっています。
新たなアクティビティプランの登場
和歌山マリーナシティホテルでは、4月3日より「WANDERIDE」を開始。このホテルは美しい海の景色を楽しめるリゾートで、宿泊を通じて新しい観光体験を提供します。電動サイクルを利用して、手軽に周辺の観光地や隠れた名所を探索できるプランは、今後さらに注目を集めるでしょう。
ホテルはWANDERIDE用のオリジナルマップを作成し、観光地を巡る楽しみを最大限に引き出す支援をしています。これにより、和歌山の魅力を多くの人に伝えることが期待されます。
glafitの理念
glafitは、「移動を、タノシメ!」というメッセージのもと、驚きと感動を提供する新しい移動体験を創造しています。電動サイクルでの観光は、その理念に直結する形で、多くの人々に新しい発見をもたらすことを目指しています。これからもglafitは、さまざまな人々に新たな移動手段を提供し、地域の活性化に貢献していくことでしょう。