日興アセットマネジメントが発表した2024年度の議決権行使結果
日興アセットマネジメント株式会社(以下、日興アセット)は最近、2024年7月から2025年6月末までの1年間に開催された日本国内の投資先企業2,074社の株主総会における議決権行使結果を発表しました。今回の報告では、合計20,280議案のうち、19,886件が会社からの提案議案、394件が株主からの提案議案であることが明らかになりました。
議決権行使の背景と方針
日興アセットでは、「議決権等行使指図ガイドライン」と「国内株式議決権行使基準」を設けつつ、各社のエンゲージメントを通じて議決権の行使判断を行っています。これは形式的な適用ではなく、企業との対話を基にした柔軟な運用を目指しています。
最近の企業経営においては、気候変動などのサステナビリティ課題への取り組みが一層重要視されています。これに伴い、日興アセットは企業の持続的成長や企業価値の向上に寄与する実効性の高い議決権行使を実現するために、議決権行使基準を随時改定していく方針です。
2025年度の変更点
2025年4月からはあり方の見直しを行い、株主還元や取締役の選任に関する要件を引き上げるとともに、有事導入型の買収防衛策についても新たに明記しました。この改定は、さらに高度なコーポレートガバナンスを求められる中で、企業経営における透明性を高める目的があります。
今後のステップ
日興アセットは、投資家から預かった資産の中長期的な投資リターンの拡大を目指し、フィデューシャリーの原則に基づいたスチュワードシップ責任を果たしていく方針です。これにより、投資先企業との関係を強化し、投資家の期待に応える運用パフォーマンスを目指します。
さらに、2025年度には会社名を「アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社」に変更予定で、新たな展望を持って事業の展開をすることになります。
2025年4月から6月の議決権行使結果
2025年4月から6月に開催された株主総会における議決権行使結果についての詳細も、同社の公式ホームページで公開されています。株主の皆様には、これらの情報を通じて企業経営の透明性が増すことを期待しています。
日興アセットマネジメントは、約60年にわたる経験を活かし、多様な資産クラスを対象としたアクティブ運用やパッシブ運用など、真摯に顧客のニーズに応える革新的な投資ソリューションを提供しています。その詳細は公式ホームページをご覧ください。