更年期女性の健康を支えるための実証実験を開始したmenopeer

更年期女性の健康を支える取り組み

株式会社menopeer（メノピア）は、2022年10月から三井物産労働組合と協力し、更年期を迎える女性の健康課題に対応する実証実験を開始しました。近年、36歳から55歳の女性の多くが更年期症状に悩まされ、その影響で遂には経済的損失も発生しています。これにより企業においても、女性従業員の健康を考えることが重要とされています。

実証実験の背景

厚生労働省の調査によると、40代から50代の女性の約9.4%は、更年期症状や障害を理由に退職をしており、その経済的損失は約4,200億円に上っています。また、「プレゼンティーズム」と呼ばれる、病気ではないが健康問題によって仕事の生産性が低下している状態は、欠勤による影響とは異なり見えにくいため、企業はこの課題にも目を向ける必要があります。

三井物産労働組合は、女性従業員に対する健康意識の向上と、組織全体での理解を深めるために、この実証実験を行うことを決定しました。さらに、男性社員や管理職を対象としたセミナーを通じて、職場全体の意識改革を図ります。

実証実験の詳しい内容

この実証実験は、2022年10月から2022年12月の3ヶ月間に渡って行われます。具体的な内容は以下の通りです：

1. セミナーの開催

男女共に職場での更年期について学ぶ機会を提供するセミナーを共同開催します。参加者には、女性社員だけでなく男性社員や管理職も含まれ、全体での理解を深めることを目指します。

2. 社員向けの相談サービス

希望する社員には、LINEを通じて月2回のケアサポート面談や、チャットでの相談が行えるサービスを提供します。これには、更年期専門の看護師や助産師が携わり、個別に対応し、様々な健康問題に対するアドバイスを行います。

3. 提携クリニックの紹介

更年期に精通した医療機関との提携を通じて、従業員が医学的支援を受けやすくすることを狙います。病院探しでの不安を取り除き、スムーズに医療を受ける手助けを行います。

menopeerの提供するサポートとは

menopeerは、更年期に特化した専門家たちがサポートを行うサービスです。LINEを通じての相談や面談を行うほか、法人向けには健康課題の調査、セミナーの開催、相談窓口の提供など、多面的なアプローチが特徴です。全ての専門家は、NPO法人更年期と加齢のヘルスケアが認定するメノポーズカウンセラーの資格を有し、信頼性の高いサポートを提供しています。