沖縄県西原町が導入する子育てDXの小児予防接種サービス
沖縄県の西原町において、母子モ株式会社が提供するデジタル子育て支援サービス『子育てDX』の一環として、小児予防接種サービスが導入されました。4月1日より運用が開始され、保護者にとって便利な機能が追加されることとなります。
デジタル化の背景と西原町の理念
西原町は「子育てが結ぶ地域のゆいまーる(子育ての輪) こどもが輝けるまち・にしはら」を基本理念に、子育てを支える環境づくりを進めています。この理念に基づき、子育て関連手続きのデジタル化が推進され、保護者が手軽にサービスを利用できることを目指しています。
母子手帳アプリ『母子モ』は2024年6月から『にしはら子育て応援アプリ』として全面的に展開され、妊産婦と子どもの健康データ、予防接種のスケジュール、出産・育児に関するアドバイス、地域情報の確認などが可能になります。この新たなサービスは、特に小児予防接種に関する手続きのデジタル化を進めることで、保護者の負担軽減にも寄与しています。
小児予防接種サービスの機能とは
新しい『小児予防接種サービス』では、参加医療機関からのQRコードをアプリで読み込むことで、予診票への入力や医療機関への提出がスムーズに行えます。この仕組みは、複数の接種を受ける際にも一括で入力が可能で、手間を大幅に省くことができます。さらに、自動で予防接種スケジュールを作成する機能もあり、接種の間違いを防止しながら、子育て世帯の忙しさをサポートします。
医療機関も、このデジタルシステムにより接種データを迅速に確認できるため、接種結果の共有がスムーズに行われます。このように、医療機関と自治体の連携も強化され、保護者や子どもたちが安心して接種を受けることができる環境が整えられています。
西原町長のメッセージ
西原町の盛秀町長は、サービス導入に関して「アプリを利用することで煩雑だった予診票の作成が簡略化され、保護者が安心して手続きを行えるようになった」とコメントしています。この新しいシステムは、町民の利便性向上とともに、保護者が子育てを楽しむためのサポートをさらに強化することを目指しています。
2030年に向けたビジョン
母子モ株式会社は、「2030年までに妊娠から子育て期に必要な情報を届ける」というビジョンを持ち、子育て関連事業のデジタル化を進めています。『子育てDX』を通じて、保護者、自治体、医療機関の負担を軽減し、安心で簡便な子育て社会を共創することを目指しています。
使い方とサービス概要
- - アプリ名: にしはら子育て応援アプリ
- - 料金: 無料
提供内容
- - 母子手帳アプリ『母子モ』: 妊産婦や子どもの健康データの管理、予防接種のスケジュール、地域情報の提供など多機能を搭載。
- - 子育てDX: オンライン提出や健診手続きのデジタル化に対応し、自治体の支援を強化。
アクセス方法
- - App Store、Google Playで『母子モ』検索: iOS 15.0以上、Android 8.0以上対応
- - ウェブサイト: 母子モで詳細情報確認可能です。