クロスキャット、ライフカードの顧客交渉履歴システムを刷新
株式会社クロスキャット(東京都港区、代表取締役社長:山根光則)は、ライフカード株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長:増井啓司)の顧客交渉履歴システムの刷新プロジェクトを成功裏に実施しました。このプロジェクトでは、既存のオンプレミスからクラウド環境、具体的にはOracle Cloud Infrastructure(OCI)への基盤移行を行うことで、システムの性能と安定性を大幅に向上させています。
クラウド移行によるレスポンスタイム短縮
新しいシステムの導入により、顧客対応におけるレスポンスタイムが従来の5.23秒から0.75秒に短縮され、約7分の1という劇的な改善を達成しました。この結果、ライフカードでは顧客対応の迅速化が実現し、業務効率も大幅に向上しています。プロジェクトには数十億件に及ぶ膨大なデータが含まれていましたが、綿密な計画とクロスキャットの高い技術力により、障害なしでの移行が実現しました。
プロジェクトの過程と成果
この刷新プロジェクトでは、カードホルダーとそのサービス提供元であるライフカードとの間の取引や問い合わせ、交渉などの履歴を保持する重要なシステムの設計から運用までを一貫して支援しました。また、OCIを基盤とする高品質なクラウド環境が選定された理由には、高い可用性と堅牢なセキュリティ、さらには柔軟なスケーラビリティやコスト効率の良さが挙げられます。
クロスキャットの専門性と今後の展開
クロスキャットは、金融業界において長年蓄積した知識と実績を基に、今後も類似のシステム基盤構築において支援を続けていくとともに、他業種への展開も視野に入れたデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を強化していく方針です。
プロジェクト責任者であるチーフプロジェクトマネージャーの土屋淳二氏は、「OCIの性能を最大限に引き出し、チーム全員が協力して無障害でのリリースを達成したことは、私たちの実力を証明しています」とコメントしています。
日本オラクルからのエンドースメント
ライフカードのプロジェクト成功を祝福する際、日本オラクル株式会社の執行役員、佐野守計氏は、クロスキャットの高い技術力がプロジェクト達成の大きな要因であると確信していると述べています。今後もこの専門技術を活かし、多くの顧客のビジネス成長を支えていくことが期待されています。
サステナビリティへの取り組み
また、クロスキャットグループは2023年6月に「ITソリューションサービスを通じて、お客様の環境課題を解決する」ことを掲げたサステナビリティ基本方針を制定しました。この取り組みは、金融業界でのDX推進を通じて顧客層の利便性を高め、持続可能な社会の実現に寄与するものです。
本プロジェクトは、SLDs「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」にも貢献しています。
会社情報
ライフカード株式会社
- - 代表者: 代表取締役社長 増井啓司
- - 所在地: 神奈川県横浜市青葉区荏田西1-3-20
- - 創業: 1952年10月
- - 事業内容: クレジットカード事業、プリペイドカード事業、銀行保証事業など
- - URL: lifecard.co.jp
株式会社クロスキャット
- - 代表者: 代表取締役社長 山根光則
- - 所在地: 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス 20階
- - 設立: 1973年6月
- - 事業内容: システム開発、BIビジネスなど
- - 上場市場: 東京証券取引所 プライム市場
- - URL: xcat.co.jp