マイクロアドが新たな広告配信を開始
株式会社マイクロアドが、新しい広告配信の取り組みを発表しました。これは、株式会社東急エージェンシーおよび株式会社mitorizとの連携によるもので、ユーザーの購買行動に基づいたデータを活用した広告配信の実現が期待されています。
UNIVERSE Adsとは?
マイクロアドが提供する「UNIVERSE Ads」は、210以上のデータ保有企業やメディアと接続されたデータ基盤「UNIVERSE」を利用することで、さまざまな業界ニーズに応じた広告配信を行うプラットフォームです。このプラットフォームは、ユーザーの購買行動を分析し、ターゲットセグメントに向けた広告配信を実現します。
連携する企業の概要
東急エージェンシー
1961年に設立された東急エージェンシーは、東急グループに所属する総合広告会社です。「お客さまの事業成長のために並走する、体験価値共創企業へ。」を掲げ、デジタルおよびマス広告を通じた統合ソリューションを提供しています。
mitoriz
一方、mitorizは全国22万店舗以上における市場調査を行い、営業支援を手掛けるテクノロジーカンパニーとして知られています。彼らはレシートデータを基にした革新的なソリューションを提供しています。
新サービスの概要
今回の取り組みは、東急エージェンシーとmitorizの共同開発によるマーケティングダッシュボード『Point of Buy-α』と、東急エージェンシーによる「Target Finder®」を融合させ、ユーザーの購買行動に基づいたデータを広告配信に役立てるものです。これにより、企業はUNIVERSE Adsを利用して特定の商品やカテゴリーに関連する購買行動を持つユーザーに対して、より的確な広告を届けることが可能になります。
マイクロアドの新しい広告サービスは、ユーザーがどのような商品に興味を持ち、実際に購入に至るか、そしてそれらの行動をクラスターデータとして分析することに焦点を当てています。このため、広告主にとっては、広告の効果を高められる機会が広がることとなります。
広告主は、mitorizが迅速かつ正確に分析したレシートデータに基づいて、個別のニーズに応える広告戦略を立てることが可能になります。特定の購買データとクラスターデータを統合することで、消費者の行動を見極め、より効果的にアプローチする手法が実現しました。
各社の提供サービスの特徴
Target Finder®
東急エージェンシーが開発した「Target Finder®」は、国立研究開発法人産業技術総合研究所の研究を基にしており、顧客の行動データを解析するためのツールです。これにより、企業は「誰が」「何を」「どれくらい」消費しているのかを把握し、類似の行動を持つ顧客をグループ化することができます。
Point of Buy
mitorizが提供する消費者購買行動データサービス『Point of Buy®』は、国内最大級の消費者購買データベースを利用し、業態を横断した購入動向を把握することができるため、マーケティング施策の質を向上させることができます。
マイクロアドの展望
マイクロアドは、今後もさまざまなデータを統合し、企業のニーズに応じた高度なマーケティングサービスを提供していく方針です。これにより、パートナー企業のビジネス成長を支援し、より良い成長戦略を共に築いていくことを目指しています。新しい広告配信の方法が、企業に新たな風を吹き込むことでしょう。