5周年を迎えた「THE ROAST BEEF」の成長と新たな挑戦
株式会社デクノバースが展開するD2Cギフトブランド「THE ROAST BEEF」は、2025年11月に設立5周年を迎えます。この5年間で同ブランドは、初年度比3200%という驚異的な成長を遂げ、累計販売食数は10万食に達しました。多くの家庭の「ハレの日」に選ばれる肉ギフトとして地位を確立しており、その成長の秘密や今後の展望について探ってみましょう。
「世界一アガるローストビーフ」の哲学
「THE ROAST BEEF」は、商品プランニングにギフト・体験・ストーリーの三要素を融合。「母の日」「父の日」「誕生日」「退職祝い」など、特別な瞬間を演出するための肉ギフトを提案しています。このアプローチが、多くのお客様の心に響いているのでしょう。
また、ブランドが2022年に初めて展開したアップサイクル商品「濃厚ミートパイ 黒トリュフ」が経済産業大臣賞と金賞を受賞したことも、ブランドの知名度と信頼を大きく向上させました。その結果、百貨店やイベントへの出店も促進され、商品ラインナップが広がったのは言うまでもありません。
体験設計で繋がる贈る人と贈られる人
ブランドのコアは「家族や友人と集まるきっかけを作る」という理念。パッケージや盛り付け、ソース、同梱カード、さらにはストーリー動画まで、全てを「体験」として設計しています。これにより、贈る人が心を込めたギフトを通じて、受け取る相手との特別な瞬間を演出できるのです。
6年目の新たな挑戦「UP!FEAST」
5周年を機に、THE ROAST BEEFは新しいプロジェクト「UP!FEAST」を開始します。これは、ローストビーフの製造過程で出る端材を無駄にせず、魅力的な美食体験に変える取り組みです。年間5トンに達する端材を利用し、惣菜やスイーツ、調味料のラインナップを増やし、「贈り物」という枠を超えた日常の食体験を提供します。
さらに、地域の食材や企業との協力を深め、社会に貢献するアップサイクル商品を開発するなど、地域活性化にも繋がる取り組みを計画しています。贈る人が喜ぶだけでなく、社会全体に価値をもたらすことを考えているのです。
事業責任者の思い
デクノバースの取締役COO、酒井一輝氏は、「食べておいしい」だけでなく、「贈る」「開ける」「一緒に過ごす」といった感情をデザインすることがブランドの成長に寄与していると語ります。THE ROAST BEEFは、特別な日を「特別」にするために、贈り手の想いを届け続けることに注力してきました。
今後はギフトの枠を超え、「ローストビーフパーク」のような体験型の場を創出する夢を描いています。ここでは、普段何気なく食べている食材がどのように作られ、どれだけの人々が関わっているのかを学ぶことができ、食品ロスについても考える機会を提供する予定です。
未来へのビジョン
これからのTHE ROAST BEEFは、ただ売れる商品を追うのではなく、人々の心に響く体験を作り続けることを目指します。この特別な日を演出するブランドであり続けることに加え、地域と連携した新たな価値創造にも挑戦し続けていきます。これが私たちの成長の源であり、「誰かの笑顔」を作るための道筋なのです。THE ROAST BEEFは、6年目へと新たな挑戦を続けていきます。