深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin富山湾とは
日本三大深湾の一つ、富山湾を舞台にした「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」が注目を集めています。このプロジェクトでは、子どもたちが深海に関するさまざまな分野の専門家から学び、次世代の海洋リーダーとしての資質を育んでいきます。2024年12月7日、富山市の富山テレビ放送パノラマラウンジで、プロジェクトの成果発表会に向けた表現講座が開催されました。子どもたちは、研究成果をわかりやすく伝えるためのプレゼンテーションや動画制作の技術を学び、自身のアイデアを形にする機会を得ました。
表現講座の内容
この講座には、小学5年生から中学2年生までの9名の研究生が参加しました。最初に行われたのはパワーポイントを使ったプレゼンテーション技術の講座です。講師には、社会人向けの研修を行っている富山ビジネスマネジメントの中井遥香さんを迎えました。中井さんは、視覚的にわかりやすい資料を作成するための基本的な操作方法やレイアウト、フォント選びと配色のポイントについて丁寧に指導しました。
さらに、性格診断を通じて自身の特性を理解し、それに応じた資料作成の進め方を学ぶことができました。研究生たちは、自分の趣味や夢をテーマにしたスライドを作り、グループでお互いに発表し合うことで、実践的にスキルを磨きました。
動画制作講座
続いて、富山テレビ事業の門嶋貢誠ディレクターの指導のもと、動画制作の講座が行われました。子どもたちは、ストーリーの組み立て方や、効果的なテロップや音声の使い方を学びました。動画制作は最初は戸惑う様子もありましたが、スムーズに進めるうちに彼らの創造力が花開き、自由な発想で自己紹介や好きなものをテーマにした動画を作り上げました。仕上がった作品を見せ合い、お互いにアドバイスし合う姿は、学んだ内容の定着を促す貴重な体験となりました。
アナウンス講座
最後には、現役アナウンサーの深津麻弓さんによる話し方講座が実施されました。参加者たちは、声の大きさや目線の動かし方、発声の練習を通じてコミュニケーション技術の重要性を理解しました。話し方に関するテクニックや、わかりやすく伝えるための工夫についてもしっかりと学ぶことができました。
参加者の感想
参加したキッズたちは、自身の成長を実感した様子です。「声をもっと大きくする重要性や、視線を合わせることの意義がわかった」「動画制作で編集のコツを得ることができ、驚いた」など、多様な学びを得ました。
未来へのビジョン
「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」は、未来の海洋専門家を育てるため、深海に関する知識と技術を習得できる貴重な取り組みです。一般社団法人とやまミライラボが取り組むこのプロジェクトは、環境保護や海洋教育の重要性を広める一翼を担っています。未来を担う子どもたちが、魅力的で美しい海を次世代に引き継いでいくことを期待しています。