岡山大学のかいのき児童クラブで科学を楽しむ実験教室を開催

岡山大学が開催した「かいのきわくわく実験教室2025」

2025年8月25日、岡山大学の津島キャンパスにて、「かいのき児童クラブ」の小学5～6年生を対象にした「かいのきわくわく実験教室2025」が開催されました。この教室は、子どもたちに科学への興味を持たせることを目的としており、様々な実験活動を通じて楽しむことができます。

参加者は、いくつかのテーマから一つを選んで実験に取り組むことができました。5～6年生では「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」と「スペクトル分光器を作ろう」の2つのテーマから選べました。一方、1～4年生は「スライムで遊ぼう」、「入浴剤を作ろう」、「ペットボトルで万華鏡を作ろう」、「人工いくらを作ろう」といったテーマに参加し、楽しく実験や工作に取り組みました。

3Dプリンターと分光器の制作体験

5～6年生に人気の「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」には9名が参加しました。子どもたちは、パソコンで貯金箱のデザインを考え、実際に3Dプリンターで出力するまでを体験しました。また、貯金箱の本体に自分の好きな色で塗る作業も行い、サポートを受けながら素敵な作品が完成しました。参加者たちは3Dプリンターの原理についての説明にも興味津々で、多くの質問が交わされました。

「スペクトル分光器を作ろう」に取り組んだ子どもたちは、光を利用した実験に挑戦しました。色による光の波長を学び、それを実際に観察することで、科学の不思議を体感しました。カッターナイフやハサミを使用し、真剣に工作を行い、自身で制作した分光器で様々な光源のスペクトルを観察することができました。

1～4年生の実験テーマ

低学年の子どもたち33名は、様々なテーマを体験しました。特に人気を集めた「スライムで遊ぼう」では、色鮮やかなスライムを作り、その後には「人工いくらを作ろう」も追加。手作りの入浴剤制作では、香りや色を選び、個性的な作品が生まれました。「ペットボトルで万華鏡を作ろう」では、ペットボトルを使って自分だけの万華鏡を楽しく制作しました。

地域貢献と科学の普及に力を入れる岡山大学は、岡山大学工学部の協力のもと、楽しい科学体験を提供し続けています。テクニカルリサーチャーたちも参加し、子どもたちが興味を持つ場面をたくさん目にしました。

教職員のコメント

岡山大学の技術副総監である佐藤法仁氏は、「このような機会を通じて、子どもたちに岡山大学の魅力を知ってもらいたい」と話し、岡山大学への愛着を感じてもらえることが嬉しいとコメントしました。

「かいのき児童クラブ」は、岡山大学の職員の育児と仕事の両立を支援し、長期休暇中の子どもたちを保育するために運営されています。今後も、「かいのきわくわく実験教室」は地域の子どもたちに向けた活動を続け、科学への興味を広めていくことを目指します。岡山大学の特色ある研究機関としての役割に期待が寄せられています。