呉市の老舗「鉄板焼 犇亭」がリニューアルオープン
広島県呉市にて、鉄板焼の名店「鉄板焼 犇亭(ホンテイ)」が、事業継承されて2025年の3月末に閉店した後、2023年の9月27日(土)に見事リニューアルオープンを果たしました。新たに加わった「HONTEI CAFÉ」では、特別なメニューが楽しめるとともに、広い世代に愛される店を目指します。
歴史ある味の継承
犇亭は、国産牛ステーキとニンニクライスを調理するスタイルが特徴で、多くの顧客から愛され、高い評価を得ています。特に、「ミシュランガイド広島2013特別版」と「ミシュランガイド広島・愛媛2018特別版」にも掲載され、名店としての地位を確立していました。閉店後も存続を望む声が多く寄せられたことから、クラウドファンディングを通じて高津仁志シェフを迎え、リニューアルを実現させたのです。
新しい試みと食の魅力
リニューアルにあたっては、犇亭の伝統維持に加え、カフェの設立が大きなポイントです。カフェでは、ステーキから生まれる旨みを活かしたハンバーグやシチューを提供。食材の個性を大切にしつつ、デザートやお酒も楽しめる、落ち着いた空間が広がります。大正ロマンを取り入れた内装で、ここでしか味わえない特別なメニューを提供するこのカフェは、堺川の美しい景観を望むバルコニー席も完備しており、ペット同伴も可能です。
シェフの思い
代表取締役の小島真帆は、「伝統を守りつつ新しい魅力を加えた」と語ります。このリニューアルによって、より多くのお客様に犇亭の魅力を発信し、地域に密着したお店を運営していきたいと考えています。
一方、料理長の高津仁志は、「歴史ある味を受け継ぎながら、地域の皆様に愛される店を目指す」とその意気込みを語ります。祖父が横須賀海軍の料理長を務めた縁から、地元呉でこの挑戦に加わったそうです。たくさんの人々に喜んでもらえる料理を追求していきます。
開店の詳細とメニュー
「鉄板焼 犇亭」は、広島県呉市中通2丁目、赤ビルの1階に位置します。営業時間は、毎日7:00から23:00まで営業し、52席を用意しています。メニューには鉄板焼きのステーキコースや多彩なアラカルトが揃う他、カフェでは国産牛を使用した料理を中心に、心地よい味わいを提供していきます。具体的には、贅沢な国産牛100%のバーガーや、特製のビーフシチュー、デザートプレートも充実しています。
楽しい食事の時間が、ここに広がることは間違いありません。今後とも、犇亭は呉市のシンボルとして、多くの人々に親しまれるお店となることでしょう。