アリオン、情報セキュリティサービス基準に適合する能力を証明

アリオンが情報セキュリティ基準に適合



アリオン株式会社(東京都品川区)、代表取締役社長・中山英明が、経済産業省により制度化されたJC-STARの検証事業者として正式に登録されました。これは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が推進するセキュリティ要件適合評価およびラベリング制度であり、アリオンはこれにより情報セキュリティサービス基準適合サービスリストに名を連ねることとなります。

アリオン株式会社の役割



アリオンは長年にわたり第三者品質評価専門機関として、幅広い技術分野において認証試験や評価を行ってきました。この経験を元に、開発ベンダーに対してJC-STAR適合宣言のためのコンサルティングサービスも提供しています。また、アリオンではサイバーセキュリティラボにてセキュリティ実装のコンサルティングも行っており、より安全な製品開発を支援しています。さらに、2026年から開始される予定の実機検証サービスに向けても準備を進めています。

中山社長は、今回の登録について「インターネット時代の製品開発において、技術互換性からセキュリティ実装までを、客観的な視点で評価し、コンサルティングが可能になることを嬉しく思います」と語っています。

JC-STARの意義



JC-STAR制度は、高度化・複雑化するIoT製品のセキュリティ対策を求める声に応えるために設けられました。開発ベンダーが自社製品のセキュリティレベルを適切にアピールできないという課題があり、これを解決するために適合基準を明文化しています。適合した製品には、その証として適合ラベルが付与され、製品詳細やセキュリティ情報が一元管理されています。

この制度により、開発ベンダーは自社製品のセキュリティ実装を第三者機関のトレーサビリティを通じて示すことができるようになります。

JC-STAR適合基準の構成



1. ★1(レベル1):共通的な最低限のセキュリティ基準(2025年3月25日より申請開始)
2. ★2(レベル2):製品類型ごとに基本的なセキュリティを追加(2026年3月以降に申請開始)
3. ★3(レベル3)および★4(レベル4):重要インフラや政府機関向けの製品類型のセキュリティ基準(2026年以降に申請開始)

★1、★2は開発ベンダー自身の適合宣言が可能ですが、評価機関に評価を依頼することも可能になっています。特に★3以上は、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が認定する評価機関の評価が必須となります。

アリオンは、今後これらの評価機関としての認定取得に向けた準備を進めています。

会社情報

会社名
アリオン株式会社
住所
東京都品川区大井一丁目28番1号住友不動産大井町駅前ビル4階
電話番号
03-5728-9966

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。