Copadoとサークレイスが手を組む
戦略的提携の概要
2023年、コパード株式会社(以下「コパード」)とサークレイス株式会社(以下「サークレイス」)は、Salesforce内製化支援を目的とした戦略的提携に合意しました。この提携により、サークレイスはCopadoの認定パートナーとなり、AIを活用したDevOpsプラットフォームの導入支援を行うことが決定されています。この取り組みによって、日本の企業におけるSalesforceの開発品質やリリース速度の向上、さらには運用効率化が図られる見込みです。
協業の意義と背景
デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、現代のビジネスにおいてなくてはならない要素です。特にSalesforceの導入では、開発の迅速化と品質の確保が必須です。そのためには、DevOps基盤を強化する必要があります。サークレイスは、業界特化型のSalesforce導入実績を基にし、専門的な技術力を持っています。これにより、戦略企画から運用まで包括的にサポートする能力があります。
コパードもまた、Salesforceユーザーの多くに接受されているDevOpsプラットフォームを提供しています。Copado Org Intelligence™を中心に、AI機能、ソース管理、CI/CD、自動テスト、ガバナンスの強化まで、一貫したサポートを行っています。両社が協力することで、開発プロセスの自動化とプロジェクト成功の再現性を実現し、日本の企業における内製化を支援することが狙いです。
協業の具体的な内容
1. Copado導入支援サービスの提供
サークレイスは、Copadoの支援を受けて、Copado認定資格を持つエンジニアを中心に、Salesforce開発環境への導入や構築、運用支援を実施します。この取り組みにより、クライアント企業のニーズに応じたきめ細やかなサポートが可能になります。
2. Salesforce環境改善サービス
お客様のSalesforce環境の診断を行い、開発プロセスの改善案を共同で提案します。これにより、どの程度の改善効果が見込めるのかを試算し、内製化強化につなげることが目指されています。
3. セミナー・ワークショップの共同開催
開発生産性向上やガバナンス強化に関するイベントをSalesforceユーザー企業向けに開催予定です。この取り組みを通じて、Salesforceユーザー同士の情報交換や知識の共有を促進し、業界全体の技術力向上に寄与することが期待されています。
両社のトップの言葉
サークレイスの代表取締役会長兼社長、佐藤スコット氏は、今回の協業が多くのSalesforceユーザー企業の内製化を助けると自信を持って述べました。特に、CopadoのAI搭載DevOpsが効果的であることを強調し、技術の融合によってROIを最大化し、内製化を加速する意向を示しています。
一方、コパードの代表取締役、舟越美宝氏も、サークレイスとのパートナーシップがSalesforceプロジェクト成功率を大きく向上させると確信を持っています。彼は、両社の技術や知見が結集することで、日本市場におけるデジタル化を加速させると期待しています。
サークレイスの紹介
サークレイスは、2012年に設立され、国内でのSalesforce導入支援の先駆者として知られています。自社開発のSaaS製品やSalesforceを活用し、顧客のDX及びカスタマーサクセスを実現するための革新的かつ実効性のあるソリューションを提供しています。
会社情報
- - 会社名: サークレイス株式会社
- - 所在地: 東京都中央区日本橋2-1-3
- - 設立: 2012年11月1日
- - 代表者: 佐藤スコット
Copadoの紹介
CopadoはSalesforce向けに特化したAI駆動型DevOpsリーダー企業で、多くのグローバル企業が活用しています。CopadoのAI技術によって、開発プロセスは大幅に効率化され、リリース頻度やテストスピードが飛躍的に向上しています。
会社情報
- - 会社名: コパード株式会社
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内1丁目1-3
- - 設立: 2025年1月
- - 代表者: 舟越美宝
この提携が日本企業のデジタルトランスフォーメーションにどのような影響を与えるか、今後の動向に注目です。