CES 2025で新技術
2025-01-06 13:21:37

VicOneとP3デジタルサービスが車載AIセキュリティをCES 2025で披露

2025年1月7日から10日まで、アメリカのラスベガスで開催される「CES 2025」は、最新技術の展示会として世界中の注目を集めています。その中で、VicOne株式会社とP3デジタルサービスが協力して発表するAIベースの車載インフォテインメント(IVI)システムの保護に関する最新のセキュリティ技術が注目されています。

VicOneは、トレンドマイクロの子会社として、自動車向けサイバーセキュリティのリーディングカンパニーであり、自社のAIセキュリティ監視ソリューション「AI Guardian」を発表します。この技術はP3デジタルサービスが提供する主力製品である「SPARQ AI音声パーソナル・アシスタント」を守るために設計されています。SPARQアシスタントは、ドライバーに対してハンズフリー操作やナビゲーションサポートなど、パーソナライズされた体験を提供しますが、それに伴いサイバーリスクも存在します。

「AI Guardian」は、AIプロンプト・インジェクションやデータ漏洩といった脅威からこのアシスタントを保護します。この技術は、自動車業界でのデジタルインタフェースの進化に伴い、ますます重要視されています。P3デジタルサービスの最高技術責任者であるマリウス・マイラット氏は、ドライバーが意図せずにプライバシーを侵害することなく、シームレスに車両機能を管理できることが「AI Guardian」によって可能になると述べています。

さらに、VicOneのCEOマックス・チェンも「AI Guardian」の重要性を強調し、サイバー脅威からこの音声アシスタントを守ることで、ドライバーに安心感を提供する役割があると述べています。こうした取り組みにより、自動車メーカーは未来の市場で競争力を維持し、消費者により安全な運転体験を提供できると期待されています。

CES 2025では、VicOneのサイバーセキュリティエキスパート、Jay Yanezaが「生成AI:SDV時代の自動車製品セキュリティリスク管理の変革」と題して講演を行います。この講演では、VicOneがAmazon Web Services(AWS)のAIサービスを活用して、リソースの制約やデータの過多、規制への対応などの複雑なリスク管理の課題にどのように立ち向かっているかを解説します。

VicOneとP3デジタルサービスが提供するこの技術革新は、自動車業界におけるセキュリティの未来を変える可能性を秘めています。VicOneは、自動車サイバーセキュリティ分野でのイノベーションを牽引し、業界最先端の包括的なソリューションを提供することに力を入れています。P3デジタルサービスと連携することで、OEMやサプライヤーが進化するサイバー脅威に対応できる環境を構築することが可能です。

「CES 2025」は自動車業界が集結する場として、新たな技術の発表や業界の未来について議論を交わす貴重な機会です。このカンファレンスにおいて、VicOneとP3デジタルサービスの取り組みからは目が離せません。最新のデモや新技術に関する詳細は公式サイトで確認できます。


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会社情報

会社名
VicOne株式会社
住所
東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー
電話番号

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