Fender Flagship Tokyo、建築界の栄誉を手に
東京原宿に位置するFender Flagship Tokyoが、国際的な建築アワード「World Architecture Festival (WAF)」においてリテール部門の最高賞「Retail of the Year」を受賞しました。この賞は、世界中の名だたる建築プロジェクトの中で特に優れた店舗デザインを評価するもので、Fenderの革新性とブランド力を強調する重要な位置付けです。
WAFについて
WAFは、建築やデザインの分野で極めて重要なアワードで、今年は70カ国以上から2,500点以上の応募がありました。受賞プロセスは非常に厳格で、まず各部門のTOP10を選出し、その後シンガポールでの授賞式でプレゼンテーションを行うという2段階の審査が行われます。この中で、Fender Flagship Tokyoは、その独自の「体験型」のデザインが評価を得て、栄冠に輝きました。
デザイナーの視点
この旗艦店は、設計を手掛けたクライン ダイサム アーキテクツ(KDa)が、音楽体験を重視したデザインを追求しています。4フロアから成るこの店舗は、国内外から多様なプレイヤーのニーズに応える楽器製品を取り揃えています。参加型の展示スペースでは、試奏やアパレルの取扱い、イベントなどを通じて、音楽の楽しさを体験できます。また、Fenderの職人技やブランドの伝統に触れることができる場でもあります。
WAFの審査委員長であるレイトン・リード氏は、「ブランド体験を考慮した非常にパワフルなデザイン」と評価しました。楽器を中心に展開される店舗の設計は、訪れる人々に特別な体験を提供し、まるでロックスターのような感覚を味わうことができると称賛しています。
顧客体験の重要性
Fender Flagship Tokyoは、ただの楽器店ではなく、「創造性」「革新性」「音楽の精神」を込めた特別な空間を創造しています。内装デザインや素材の選定など、すべてにおいてFenderの伝統が反映されており、それが現代のプレイヤーにとってのインスピレーションにもなっています。代表取締役社長のエドワード・コールは受賞について、「この名誉ある賞は、クライン ダイサム アーキテクツとフェンダーチームによる取り組みの成果です」とコメント。これからも限界に挑戦し、特別な音楽体験を提供し続けることを約束しています。
新たな挑戦へ
Fender Flagship Tokyoは、グローバルでのブランドの重要性を再認識させてくれる店舗であり、音楽を愛するすべてのプレイヤーをつなげる場所となっています。さまざまなイベントやキャンペーンも常時行われており、初心者からプロまで多くの人々が楽しめる場となっています。
この受賞は、Fender Flagship Tokyoが今後も音楽体験を新たな形で提供し続ける姿勢の表れであり、音楽文化の中心地としての地位を確立していくことを確信させます。