全国から参加者募集!日本の海の食文化体験イベント
日本の大西洋に面した海域が抱える問題や魚の生態系の変化に対する理解を深め、地元の「海の食文化」を発信する新たなイベント、「日本さばける塾2024」が今治市で開催されます。このプロジェクトは、魚を実際にさばくことによって海の恵みを味わい、その調理技術を学ぶことを目的としています。これにより、地元に根ざした郷土料理の伝承や新たな食文化の創出を目指します。
「日本さばける塾」とは
「日本さばける塾」は魚を捌くことで、自らの手で料理をする楽しさを体験し、さらに「海を味わう十の技法」を通じて古き良き日本の食文化を学ぶ機会を提供するイベントです。さまざまな魚を料理することで、参加者は海からの恵みをダイレクトに感じ、調理法も学んでいきます。プロジェクトの推進は、一般社団法人海のごちそう推進機構と海と日本プロジェクトinえひめが担っています。
誰が参加できるのか?
このイベントには、地元の海の食文化を全国に広めたいと考えている全ての事業者が対象となります。特に、地方独自の食材や文化にフォーカスしている方々の参加を強く求めています。
イベント概要
「日本さばける塾 in 今治」では、以下の内容が予定されています。参加者は、クロダイを実際に捌き、その後「クロダイの土鍋鯛めし」や「刺身」、さらには「竜田揚げ」に挑戦します。こちらのイベントは2024年9月23日(月・祝)に、今治市のみなと交流センター「はーばりー」で実施される予定です。特に小学生とその保護者を対象にしており、参加定員は8組16名となっています。
講師の紹介
このイベントでは、和食の伝道師・近藤一樹先生が登壇し、魚の捌き方についてのレクチャーを行います。また、地元の名産についても講義を行い、参加者が地元の食文化を深く理解できるようサポートします。
地元の海の特徴
今治市の水産業は、特にマダイやクロダイの漁獲で知られており、近年では漁獲量の変化も見られます。特にクロダイについては、地域の漁業協同組合がその魅力を取り上げ、伝統的な食材として位置付けています。参加者には、今治市の特性や魚の生態、さらにはそれをどのように料理に生かすかを学んでもらいます。
参加者のフィードバック
昨年のイベントから参加した方々からは、「魚を捌くのは難しいけれど、すごく楽しめた」「自宅でも挑戦したい」といった声が寄せられています。親子で参加することで、子どもたちに新たな体験を提供し、海と食への愛着を育む場となっています。
公募情報
事業者の公募期間は2024年9月4日から9月30日までとなっています。詳細な応募方法や要件については、日本さばける塾の公式ページを訪れてください。
この取り組みを通じて、参加者一人ひとりが海の恵みや食文化の豊かさに気付き、地元の食材を大切にする意識を育むことを期待しています。興味がある方はぜひご参加ください!