福岡市が日本初の地域として、デジタルノマドを対象とした「Global Nomad Pass」を展開開始しました。この取り組みは、株式会社遊行が公式マーケティングパートナーとして参加しており、世界で8地域目のサービス展開となります。
「Global Nomad Pass」とは、デジタルノマド向けに特化したホテルやコワーキングスペース、飲食店等を割引価格で利用できるサービスです。利用者は年会費を支払うことで、世界中の提携店舗をスマートフォン一つで手軽に利用できるようになります。
この新サービスの登場背景には、空港からのアクセスの良さに加え、福岡市が全国的に注目されるデジタルノマドの拠点としての魅力を持っていることがあります。また、福岡市は日本国内外からの流入にも力を入れており、2024年にはアジア最大級のデジタルノマドイベント「Colive Fukuoka」を開催予定です。
現在、福岡市内には約20のローカル企業が「Global Nomad Pass」に参画しており、飲食店や宿泊施設、コワーキングスペースなど多岐にわたります。具体的には、awabar fukuokaやFukuoka Guesthouse HIVE、SALTなどが利用可能店舗として名を連ねています。これにより利用者は、地元の文化や経済に触れながら、リラックスした環境で仕事をすることができます。
さらに、Global Nomad Passを提供するアメリカの企業も、福岡市を選んだ理由として、最先端のイノベーションと美しい自然環境が調和している点を挙げています。デジタルノマドにとって、仕事の効率を高めながらもリフレッシュできる理想的な環境を提供する場所として、この街は注目されています。
株式会社遊行のCEOである大瀬良亮氏は、『福岡がアジアにおけるデジタルノマドの中心地となる可能性を信じています。また、今回の提携により、日本の地域事業者が格差のないサービスを提供し、インバウンド向け施策の課題を克服する一歩を踏み出せると期待しています。』とコメントしています。
福岡市の取り組みがデジタルノマド市場の活性化に寄与し、地域経済の発展につながることが期待されています。新たな旅のスタイルとして注目を集めるデジタルノマドの方々が、福岡を訪れる機会が増えることで、この地域はさらなる活力を得ることでしょう。
日本国内でデジタルノマドをサポートする動きはまだまだ始まったばかりですが、福岡市の挑戦が他の地域にも良い影響を与え、今後の発展に寄与することを願っています。