Plug and Play Japanが東海地域に新たな拠点を設立
Plug and Play Japan株式会社が、愛知県名古屋市に東海地域向けの新たな拠点を設けることを発表しました。この拠点は、モビリティおよび製造業を中心としたスタートアップエコシステムの形成と、グローバルな連携のさらなる推進を目的としています。拠点の責任者には、牧原正樹氏が任命されています。
東海地域における背景
日本の製造業の中心地である東海地域は、多くのグローバル企業が集まる場所です。特に自動車産業は、現在「100年に一度の大変革期」を迎えており、この変革を後押しするためにはスタートアップによるイノベーションが求められています。しかし、製造業分野ではスタートアップが直面する課題も多く、IT業界と比べると慎重な検討や投資が必要です。
愛知県内では、世界最大級のオープンイノベーション支援拠点「STATION Ai」がオープンし、さらに世界9ヵ国の先進的支援機関や大学とのネットワークも構築されています。これにより、アジアにおけるイノベーションハブとしての地位を確立するための取り組みが進行中です。
新拠点の成り立ちとその役割
Plug and Play Japanは、こうした地域での先進的な施策に影響を受けて、新しい拠点を設立しました。この拠点では、スタートアップと大企業の両者を支援し、互いに連携できるエコシステムの構築を目指します。特に注目するのは、「製造業 × フィジカルAI」のテーマです。フィジカルAIとは、物理的環境と相互作用し、人間のように柔軟にタスクを遂行できるAI技術を指します。
期待される成果
新拠点の設立により、愛知県を中心とする企業は、Plug and Playの持つグローバル・ネットワークを最大限に活用することが可能となります。この新たな拠点は、日本のスタートアップを海外に紹介するアウトバウンド支援に加え、海外のスタートアップを東海地域に呼び込むインバウンド支援にも力を入れます。これにより、国境を越えた人材や資本の循環を促進することを目指しています。
具体的には、事業会社やスタートアップだけでなく、自治体や大学、地方銀行、投資家などをつなぐハブとして機能させ、地域特有の強みを打ち出したスタートアップ・エコシステムを形成する計画です。
拠点責任者の情熱
責任者の牧原氏は、愛知県出身としてこの地域のさらなる発展に貢献する意向を強く抱いています。自身のキャリアを通じて認識した地域の技術力や産業基盤を活かし、スタートアップ支援の機運が高まりつつある現状を捉えて、総力を挙げて次世代の産業創生に尽力する考えを示しています。スタートアップの斬新なアイデアと地域企業の深い知識を有機的に結びつけ、最先端テクノロジーの社会実装を加速させていく計画です。
Plug and Play Japanの概要
Plug and Playは、スタートアップ、大企業、投資家、アカデミア、官公庁などをつなぐ、世界最大級のイノベーションプラットフォームで、シリコンバレー本社のもと、東京、京都、大阪を含む60拠点以上に展開されています。スタートアップの探索やトレンド調査、事業化支援に至るまで多岐にわたる支援を提供し、年間250社以上のスタートアップへの投資を行っています。新たに設立される東海拠点が、地域経済の活性化とイノベーション促進の拠点となることを期待されています。