パナソニック、ノンフロン内蔵型冷蔵リーチインショーケースを発表
パナソニック株式会社のコールドチェーンソリューションズ社は、2025年2月から順次、環境に配慮した冷蔵リーチインショーケースの新製品を販売することを発表しました。今回発売されるのは、自然冷媒のR600a(イソブタン)を使用した8機種のショーケースです。
環境に優しい自然冷媒を使用
新しいショーケースの最大の特長は、冷媒に地球温暖化係数(GWP)3を誇る自然冷媒R600aを採用している点です。これは、従来の冷媒に比べて環境への影響が少ないため、持続可能な未来に向けた選択肢となります。パナソニックは、今回の製品によって店舗や施設においても環境への配慮が進むことを期待しています。
スペースを有効活用するデザイン
新製品は、製品前面に吸気口と排気口を設けており、これにより背面に放熱スペースを設ける必要がないため、狭いスペースでも設置が容易です。また、左右にスライドする扉のデザインは、開放時に周囲のスペースを取りにくく、より使い勝手の良さを追求しています。
多様なラインアップと省エネ性能
新しく登場するショーケースは、幅900mmおよび1,200mm、奥行き450mmおよび650mmのバリエーションが用意され、塗装についても白と木目のデザインから選べるため、店舗のインテリアに合わせやすくなっています。特に、代表機種SRM-RVZ319Sでは、現行モデルと比較して年間消費電力量を13.5%削減できることが確認されており、これも省エネ性能の向上として評価されています。
利便性が向上した設計
パナソニックの新しいショーケースは、デジタルコントローラーやドレン水強制蒸発装置を搭載することで、機能性や利便性を高めています。これにより、日常的なメンテナンスが楽になるだけでなく、運用時の効率化も図られています。
今後の展望
今後もパナソニックは、省エネルギーの取り組みを続け、ノンフロン化を進めていきます。この製品の発売によって、小型ショーケースの進化が期待され、店舗運営はより効率的かつ環境に優しいものになるでしょう。
この新しい冷蔵リーチインショーケースは、2025年の発売開始を前に、今後の市場において重要な役割を果たすと考えられます。エコロジカルな店舗環境の実現を目指し、パナソニックは今後も革新を続けていくことでしょう。