ワークマンの新たな挑戦
株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、社長:大内康二)は、作業服の業界で今までの常識を覆す「強靭化計画」を発表しました。既存の462店に加え、新業態のWorkman Colorsを138店展開し、全体で1105店舗を展開する同社は、これからの1年間で710億円規模の市場に挑戦しようとしています。この計画は、作業服のイメージが薄れつつある中で、再び「作業服のワークマン」としての地位を確立することを目指しています。
強靭化製品の実装
この計画の目玉は、独自の強靭化製品群です。我が社は、「作業服のサプライチェーン」を再構築し、競合他社が困難を感じるほどの低価格を実現しました。その一環として、業界トップクラスであった作業服の上下セットを4400円から3400円にしたことで、顧客のニーズに沿った一層のコスト削減を達成しました。これにより、作業客はもちろん、加盟店も嬉しい利益を享受することができました。
加工貿易を駆使し、直接サプライヤーから生地や副資材を調達し、東南アジアの縫製工場に提供する形を取ることで、物流コストを極限までカット。これにより生まれるコストメリットは顕著です。特に、大量生産した場合の引き下げ効果は、業界では未だかつて実現されていないものとなるでしょう。
新たな市場への挑戦
さらに、株式会社ワークマンはEXILEとのコラボレーションを通じて、高グレードな作業服「ZERO-STAGE」シリーズの発売に乗り出します。この取り組みにより、従来の低価格戦略から質の高い製品ラインナップへと進化を遂げ、高級品市場にも進出します。国民的アーティストによる宣伝効果を利用し、単に安いだけでなく、機能性やデザイン性を兼ね備えた製品が登場します。
次に挙げる強靭化製品の一つには、独自の断熱素材「XShelter」が採用されています。これは、寒さと暑さに対応できる世界初の素材を活かし、作業系製品を開発しています。特に、一般客にも受け入れられつつあり、競合が少ないため、作業服業界の注目を集めています。
また、熱中症対策向けのファン付きウェアやペルチェ半導体冷房服も取り扱いを強化しています。企業での熱中症対策が法的義務化された今、この市場も急成長中です。これらのすべてが、ワークマンのブランド力を強化する要素となっています。
本業の活性化と今後
既存の店舗でも、リカバリーウェアや一般向けの製品が増加し、それがさらなる集客につながっています。「作業客」に加え、「兼用品目当て」の一般顧客の来店も増え、相互に好影響を及ぼしています。しかし、今一度本業の強化が必要と感じている顧客の声を受けて、ワークマンはさらに本業に注力する方針です。
今期の全店売上は2092億円で、その中で作業系製品が1300億円を占めています。710億円の強靭化製品は、作業服市場の中で重要なポジションを確立することが期待されます。強靭化製品の内訳としては、作業服が260億円、XShelter製品が250億円、熱中症対策のファン付きウェアが200億円となっており、各分野での成長が見込まれています。
今後、特に注目すべきは、当社独自の製品化に向けた取り組みや、新たな市場開拓に向けた戦略です。これにより、作業服ではなく、あらゆる作業環境に適応した多彩な製品展開が期待されています。