植物由来合成繊維PlaX、emmiの春夏コレクションに採用

植物由来合成繊維「PlaX」がemmiの春夏コレクションに登場

2025年春夏コレクションに向けて、Bioworks株式会社が開発した植物由来の合成繊維「PlaX」が、株式会社マッシュスタイルラボのレディースブランド「emmi」に採用されることが決まりました。エコとファッションの融合を実現したこの新素材が、日々のスタイリングにどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。

PlaXの魅力とは？

PlaXは、サトウキビなどの植物を原料とする「ポリ乳酸（PLA）」に独自に開発した添加剤を組み合わせて作られた素材です。この製品は、石油由来の従来の合成繊維に代わる選択肢として、環境への負荷を大幅に軽減することができます。具体的には、ポリエステルに置き換えることで、長繊維の製造に関してはCO2排出量を70％も削減することができ、短繊維に関しても50％の削減を実現しています。

また、PlaXは製造過程において、綿と比べると水の使用量を90％も抑えることができるため、資源の効率的な利用にも貢献しています。さらには、生分解性を有するため、微生物によって分解される特性を持ち、焼却時にも有害物質が発生しません。これらの特性が、PlaXを持続可能なファッションの未来を切り開く素材として位置づけています。

emmiのこだわり

emmiでは、磨き上げられたデザインと機能性を兼ね備えたデイリーウェアとしての強みを持つ商品を展開しています。今回のコレクションにおいては、PlaXを使用したアイテムが新たに加わり、さらなるサステナブルな製品を提供することが期待されています。特に注目されるのは、クロップドTシャツやパイルフーディーといった、さまざまなスタイルに合わせやすいアイテムです。

さらに、emmiは製造時に使用される電力の約45％を自家発電で賄う「グリーンファクトリー」を選定し、CO2排出量の削減にも取り組んでいます。この取り組みにより、生産工程の透明性を高め、環境への負荷を減少させることを目指しています。

LCAによる環境評価

さらに、emmiは製品ごとのCO2排出量をライフサイクルアセスメント（LCA）を通じて数値化しています。このアプローチは、消費者が製品の環境影響を理解しやすくするために策定されたものであり、今後のコレクションでも引き続き実施されています。

販売開始日

特設ページは2025年6月12日12:00よりemmiの公式オンラインストアで公開されます。また、全国のemmi直営店舗では6月19日から販売が開始される予定です。新たなサステナブルコレクションにぜひご注目ください。

まとめ

PlaXの導入は、ファッション業界に新たな風を吹き込み、持続可能な取り組みを進める重要なステップとなることでしょう。今後、PlaXの人気が高まり、より多くのブランドでの採用が期待されます。サステナブルなファッションを楽しむ将来に向けて、emmiの試みがこの流れを加速させることでしょう。

公式サイト emmi | Bioworks